2004年07月19日 (月)

引越1回目

今回、主に父主導の判断で、我が家が2回(結果的には3回)に分けて引越をすることになったのには大きく3つの理由が挙げられる。

1)三鷹金猊居→仮住居への引越時も2度業者に頼むことになった。
2)仮住居から大きな家具類を出さないことには荷詰めするスペースが作れない。
3)市の規定で粗大ゴミや不燃物をいっぺんに一定量以上出すことが出来ない。

以上のことから引越業者2社と6月中旬に見積もり交渉。最終的には2社のうちで安い見積もりを出してきた方(父の弁では前回の引越時に母が推していた方)を選んだらしいのだが、竣工予定日から約2週間後の本日を1回目、そしてその1週間後にもう一回という形で2回分まとめて予約を入れたことが、結果的には二つの面で良くも悪くも働いてしまった。

一つは工事日程の問題。
引越予約後に外構吹付材のやり直しなどがあって大幅に竣工までの工事が遅れ、最終的には工事未済であるにもかかわらず引越予定日の2日前に無理矢理引き渡しをしてしまうという無茶なスケジュールになってしまった。こうした引き渡しのタイミングについては「第29回打合せ: スケジュール」(※) でも触れているように基本は駄目工事終了後が一般的である。当エントリーでは駄目工事どころか本工事完了前の引き渡しであったことをある種肯定的に書いてはいるが、本来ならばそうしたタイミングにしてしまったことは大変にまずい選択だったと言っていい。
ただ、それとは逆にこれは父がよく言うセリフだが、こうして〆切日をはっきりさせておかないとますます工事が延びていくんじゃないか?という不安があったというのもまた事実だろう。母はそれよりもあり得べき引き渡しのタイミングを望んでいたようだが、その辺の考え方の相違はそれぞれの金銭感覚に拠るところが大きい。一月遅れれば、当然仮住居+トランクルーム+美術倉庫+ピアノ倉庫+車庫分の家賃は一月分増していくのだ。

040719_1553_2010.jpgさてもう一つの良くも悪くもは同じ引越業者で2回分の引越を予約してしまったことである。
これまで計6回引越の現場を見ている私個人としては今回が初めての引越屋ハズレ体験だったのだが、とにかく遅刻してきたことから始まって何かとケチをつけたくなることの多い引越屋に当たってしまったのだ。業者名は「20X0マXー」とでもして半分伏せておくが、言ってしまえばその業者がまずいというよりはうちを担当した運び手のリーダー格の人物がちょっと厭なヤツだったということだ。何しろこちらとしては最初から2回に分けて考えているだけに運んでもらう順番が大事なのに、そうした説明も半ば無視された感じで彼なりの論理で勝手に積まれてしまった。初めから全員に説明できる状態をセッティングしてくれていれば、まだこうした事態にもならなかったろうが、説明を聞くのはリーダーだけ。そのあと、ミーティングと称してトラック内で15分ほど話していたが、本当に彼はその説明を他3人のメンバーたちに話していたのか甚だ疑問である。

040719_1527_yojo.jpgしかし、いずれにしてもこちらの希望するものとは違うものをどんどん詰め込み、もう入りませんという態度。そして私が他のメンバーにこれをお願いしたいと言うと、そのリーダー格は「こちらは最善の方法でやってますんで!」と半分逆ギレした感じで詰め寄ってくるのだ。このとき2回目もこの業者に頼むということがなければ色々強くも言えただろうが、次に変な対応されては叶わんということで、どうも家族全員それに渋々従う感じになってしまった。
また、この業者は引越終了時までに引越の感想を書いて渡すようになっているのだが、次のことがあるので、母もひたすらおべっかの言葉を並べて提出していたようだ。

040719_1559_furniture.jpg谷中到着後の荷下ろしでは運んでほしい部屋・階のマーキングはテープで色分けまでしてわかりやすく指定しておいたのに、かなり間違って運び込まれている。それと呆れたことに何も入ってない空箱を何箱か運んでいるのだ。ハンガーボックスも計12箱も積んできていたくせに使うかどうかも聞かずに空のままトラックに入れたままで搬送している。そして妹の可動棚用のビスも一つ紛失し、それに対しては妹に数百円渡して「コレで買えばお釣りが来ますよ!」などと言うのだ。とにかく人として鼻持ちならないリーダーが来てしまったわけで、これについては不運だったとしか言いようがないが、いまいち業者自体を責める気になれないのは、後日電話で次の引越のときにはこのリーダーだけ勘弁してくれ!と営業担当者にクレームをつけたら、途轍もなく良いリーダーが次の引越時には来てくれたのである。それについては引越2回目のエントリーで改めて書きたい。良くも悪くもと書いたのはそのためである。

最後に簡単にこの日の引越の流れを書いておくと、
08:00 私+妻:トランクルーム待機(実際は予定の30分ほど前から)
08:30 トランクルーム搬出作業開始(3tコンテナに2/3くらい分)
09:00 仮住居ではアップライトピアノのみ同業者で別搬送
10:00 仮住居搬出作業開始(3tコンテナ1台+1/3くらい分)
12:30 搬出作業終了→谷中へ移動(私+妻+妹のみ電車で移動)
14:00 谷中着→養生作業(私+妻+妹はコンビニおにぎりで昼食)
14:30 1台目搬入作業開始(主に段ボール箱中心)
16:00 2台目搬入作業開始(家具中心・2Fデスクと3F長箪笥は吊り上げ)
17:30 両親自家用車で到着
18:00 搬入作業終了→1回分代金支払い
19:00 私+妻:日暮里「天や」で夕食→妻を日暮里駅で見送り
19:30 アップライトピアノ到着→搬入

040719_1603_desk.jpgといった具合で、搬入時の段ボールと家具の運ぶ順も逆の方がよいように思えたが、とにかく不満の多く残る1回目の引越であった(唯一褒められそうな点は作業が異様に早いことくらいか?)。本来なら1回目の引越が終わった時点で、書籍類をはじめとする私担当の荷物はすべて運び終え、2回目の引越時までにはそれらを所定の位置に収めて場合によっては2回目の前に帰阪することも考えていたのだが、そんなことはまるでできない状態になってしまった。

by m-louis : 2004.07.19 08:30
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