2006年12月25日 (月)

メリーヒマラヤスギ?

cedar

クリスマスツリーというと、=モミの木だと思っていたけど、Wikipedia「クリスマスツリー」を読むと「常緑の針葉樹(主に幼木)が使われ、ヨーロッパではドイツトウヒだが、日本ではモミが主で」とあり、クリスマスの本場ではモミの木が一般的ではないということを今初めて知った。ついでなので「ドイツトウヒ」という耳慣れぬ木も調べてみるとマツ科トウヒ(唐檜)属の針葉樹で「樹形や葉の付き方はモミ属と非常によく似るが、樹皮は茶色で鱗状に割け、(中略)モミ属と異なっている」とあり、要はモミの木がドイツトウヒとパッと見で似ていたから日本ではモミの木がクリスマスツリーに使われるようになったんだろうな〜ということが伺える(但し別説もある模様)。

つまりは拡大解釈するなら、針葉樹系であれば結構なんだってアリなんじゃ?と思い、谷中のランドマークの一つでもある、みかどパン前のヒマラヤスギ写真を出してみた。このヒマラヤ杉については Kai-Wai 散策「大樹とパン屋」「大樹とパン屋 (つづき)」でその生い立ちが紹介され、Roc写真箱「ランドマーク」ではみかどパンの名前の由来となった三叉路の「三角」に仰天ピントのあったモノクロ写真がアップされるなど、既に紹介され尽くされた感もあるが、ここでは参考までに豊田さんが関わっておられる「まちの木霊」プロジェクトが作ったマップ上のヒマラヤ杉紹介文を引用しておこう。

「まちの木霊」マップ No.29 谷中のランドマーク、みかどパンのヒマラヤスギは二代目。先代は建物の中から突き出たエノキ。玉虫が掃くほどいた。
ヒマラヤスギは50年ぐらい雄木で、やがて子孫を増やすために雌木に変わる。スギといっても本当はマツの仲間

緑字部分の話もビックリだけど、赤字部分によって何の躊躇いもなくクリスマスツリーとしてこのヒララヤスギ写真もアップできるというものである。
まあ、クリスマスなのに不気味という顰蹙の方をむしろ買うかもしれないが(汗)
というわけで、以下に昼夜の比較写真でも一枚ずつ。

cedar*Ycedar*Y

【上】2006.10.20 23:42, 台東区谷中1丁目・みかどパンのヒマラヤスギ前(夜)
【左下】2006.10.18 15:47, 台東区谷中1丁目・みかどパンのヒマラヤスギ前(昼)
【右下】2006.10.20 23:41, 台東区谷中1丁目・みかどパンのヒマラヤスギ前(夜)

□◇

このスポットは以前にエントリーした「アミノバリュー BCAA」でもCMに映った場所として軽く紹介はしている。そこからの関連等で以下リンク先も参照されたい。

・だんだん「ランドマーク(家と木)」(2006.06.13)
・環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発「谷中とアミノバリューCM」(2006.07.14)

by m-louis : 2006.12.25 03:36
comment

本物のトウヒを日本で見るのは極めて難しいそうで、
大阪市役所前へ毎年ノルウェーから運んでくるトウヒは
貴重な存在と新聞で初めて知りました。

by e_fan : 2006.12.26 21:27

>e_fanさん

大阪市役所前、先日自転車で通ったばかりだったのですが、急いでいたもんでツリーの存在にはまったく気づきませんでした。もう片づけてしまったかなぁ。ホンマモンのトウヒツリーなら、それ目的でも見に行きたくなりますね。

貴重な情報、ありがとうございました。

by m-louis : 2006.12.27 03:56

直接の新聞記事ではないんですが、

こちらのブログに12月19日の読売夕刊からの引用が掲載されてました。

http://d.hatena.ne.jp/magurit/20061219#1166538854

しかし、終わると焼却処分とは・・

どうせ焼くならツリーを焼く祭にでもして、市民の目の前で燃やしてもらいたいもんです。その方が電飾よりもよっぽど人間が本源的に持っている野生の血を騒がしてくれて、いじめや犯罪の抑止にも繋がると思うんだけどなぁ。

綺麗事の世界だけだと人の欲求不満は溜まるだけ。

by m-louis : 2006.12.27 04:28

私が見たのもまさしく読売夕刊の記事でした。
ふつうの記事は1週間くらいでWEBから消えるみたいでがっかりしたことがあります。
昨日同紙夕刊の中央公会堂の風船新風景の大きな写真、以前のFlickr mailのURLに載せておきました。

by e_fan : 2006.12.27 11:41









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