2006年03月07日 (火)
経年変化一人お先に
建物の経年変化は家づくりを終えた者に残されたもう一つの家の楽しみと言えるものだろう。我が家の場合、当座の楽しみは玄関口の壁面一帯に張った杉縁甲板の壁面やパーゴラ用の檜材がどのように変化していくのかということなのだが、今のところ杉縁甲板の方に大きな変化は見られない。冬場はそれなりに日も差し込むが、材が焼けて色白んで(あるいは黒んで)来るまではまだまだ時間が掛かりそうな感じである。防火地域で準不燃材を利用しなければならなかったせいもあるのかもしれない。
それに対してパーゴラの方は上階部前面から突き出ている部分だけ、思いっきり色が変質してしまった。これは言うまでもなく太陽光ではなく雨が原因でなったことだ。酸性雨の影響もあると思うのだが、木の艶を完全に洗い流し、一人お先に!という感じで経年変化を邁進させた水の威力は凄まじい。とはいえ、自然環境の境界部に生じる表面上の差異というものはある程度の年数を経るとそれはそれで良い味わいになっていくことが多いので、そうなることを期待したいというのが本音だが、こればかりは成り行き任せにするしかないところが面白いところでもある。
谷中M類栖トップページのヘッダ画像に家が出来て間もなくの頃のパーゴラが映っているので、その色合いと較べればその変化は一目瞭然である。
こんにちは、どうもお世話になっております。
しかしこの変化はびっくりしますね。でも好い色合いだという気もします。明日あたりDMをお届けに行きがてら、ちらっと見てみようかな〜などと思っています。
もう、言問通りをあがっていくときは必ず目がいってしまうのですけれどね。
>neonさん
DMありがとうございました。
とさきほどメールでも書きましたが、余分にいただいた分はこの家を設計した谷中在住の建築家ほか、母の知り合い等にお配りさせていただくつもりです。
まあ、何とか今年の芸工展時期にオープンさせたいとは思ってます(^^;)