2006年01月12日 (木)
鹿島焦土
この写真は中欧旅行の行きの飛行機、成田を飛び立ち北上して程なく眼下に見えてくる光景である。場所は鹿島港の入口で鹿島発電所、鹿島石油、住友金属工業鹿島製鉄所等がある。最初にそれが目に入ってきたとき、その色彩に目を奪われた。
地面が焦げている。
私は自分でさほど「廃墟フェチ」の嗜好性が強い方ではないと思っているが、それでもこうした凄惨な場所に好奇の目が向くことを隠すことはできない。というか、この場所は決して凄惨な場所ではなく、人が働いている工業地帯なのだ。
Google サテライトの画像では細密表示可能な地区となっていないため、私が撮った写真の方がこの場所に関しての情報量は多い。だが、情報量の少ない(つまり焦点距離の遠い)サテライト画像でも充分焦げていることはわかる。「焦土」というふだんあまり使い慣れていない言葉が自然と頭に浮かぶ。
戦時中「焦土作戦」なる戦術があったらしい。ロシアがそれを得意としたというが、このあと、飛行機はエトロフ上空あたりまで北上し、シベリア大陸を横断する。
by m-louis : 2006.01.12 02:37
comment
公害はきらいですが、空撮はかっこいいものですねぇ。
by mitsubako : 2006.01.16 12:05>mitsubakoさん
私は飛行機乗るなら100%窓側です。
チケット代の半分は風景料だと思っています。
トイレで通路側の人起こす迷惑など何のその(汗)
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