3年前に買った KONICA MINOLTA の DiMARGE G400 にさすがに厳しさを覚え始め(ある意味買った当初から厳しくもあったけど)、新機種購入を考え始めた当初は Nikon D70、Canon Kiss N、Ricoh GR DIGITAL の間で揺れていた(ま、当初と言っても本当の当初は Nikon のフィルムカメラを持っていたこともあって Nikon しか頭になかったのだが、masaさんとの「ココア談義」によって Canon にも心揺らされるようになっていたのである)。金銭的にはどれを買うにも7万の出費は必死で、揺れてはいたが結局買わずに SANYO の次期コンパクトデジカメあたりを買うことになるんだろうな〜と、言ってしまえばデジ一眼は言ってみるだけの儚い夢のようなものだった。
それに価格以外にも悩むべき点は幾つかあった。
まず D70 と Kiss N の、所謂デジ一眼に関しては当たり前のようだが重くてデカいこと(Kiss N はデジ一眼としてはかなり魅力的な小ささを実現してはいるものの)。ふだんチャリ移動が多く、そうでなくとも手ぶら行動を好む自分にとっては結局デジ一眼はお荷物なだけ。サッと取り出してサッと撮れる携帯記録性こそが重要で、それ以上のレベルの写真を撮る必要性というか能力(アウラとも言うべき)がそもそも私にはない。
そしてもう一つ悩ましい点が、デジ一眼にはライブビュー(モニタ撮影する)機能が付いていないことだった。当初、店頭で試し撮りする際にどうやってもモニタに映すことができなくて操作が相当難しいのかと思っていたら、そもそもコンパクトデジカメとデジ一眼は構造がまるで違っていて、その性能上ライブビューできないということらしいのだ(唯一 Canon の EOS 20Da にはその機能が搭載されているが、天体写真撮影向けの特殊設計カメラである)。ヨドバシの店員によれば電池の持ちが全然違うし、脇を固めてファインダー覗いた方がブレないから良い。それにファインダー覗く方が本格的な感じでしょ!という説明を受けたが、本格的である必要がない上に視力が低いのにふだん度の入った眼鏡を掛けていない私にとってはファインダー覗いてマニュアルでピント合わせようとしてもぼやけてしまうという方が余程大きな問題なのである。
となると秋山サンタクロースが繰り返し紹介していて、mistubakoさんも買われた GR の存在が頭を過ぎる。が、「価格.com」最安レートでも約6万7千というところに手が出なかった。超広角21mmワイドコンバージョンレンズ(GW-1)というオプションレンズはあるものの、やはり拡張性の面でデジ一眼からはどうしても痩せ細りしてるし、それでほぼ同価格ってところが厳しかった。
そこにそれまで全く検討対象としていなかった D50 の存在が浮上してきたのである。
「1万円キャッシュバックキャンペーン」に加えて、メモリーがコンパクトフラッシュではなく、SDカードというのも中欧旅行のために 1GB を2枚購入している身としては非常に助かる話だし、レンズやストラップはほとんどお蔵入り状態の Nikon F801s のもので当座は凌げる。つまり、ほぼ5万でデジ一眼ライフが実現してしまうのである。
そして最後まで悩みの種であったライブビュー問題に関しては、頭を切り換えることにした。要は度入りの色眼鏡を買えば良いのである。なんか微妙に本末転倒な気もしなくもないが、とにかく5万以下のカメラという感覚が重要なのである(笑)
それに出だしからまさしくそのライブビュー問題のオチとも言えるウィルス性結膜炎でファインダー覗けない躓きようなんで、、、
というか、今日は年明け早々から13日の金曜日なのであった(汗)
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