2004年09月24日 (金)

束の間の屏風対面

実家では説惇さんが見えるということもあって、先週末に豊田さんたちが未済工事チェックで来られた際に『壁畫に集ふ』の梱包を解き、私抜きで屏風を立てるのを手伝ってもらったらしい。私が到着したときには屏風は二曲二双30度/150度のW字状態で展示壁面側に立てられ、1、2Fはそれなりに体裁取り繕う感じで片付けられていた(母は体裁取り繕う片付けなら得意なのだ)。

さて、この家の計画当初から我々の希望用件に絶対必要なものとして第一義にあげていたのが「ギャラリー(1階:3.7×2.7m の丸井金猊屏風が何よりも映えるよう)」(※) である。そういう意味ではファサードの立ち上がりや古材の再利用以上に『壁畫に集ふ』がどう見えるかは最重要テーマで、それに臨む瞬間は固唾を呑まずにはいられなかった。まあ、実際のところは体裁取り繕って片付けられたといっても、床には養生用の段ボールが敷かれ、両サイドには1Fに置いておく他ない家具・建具類が残っていたので、まだまだ屏風が屹立したとき、その壁面側空間にどれほどの緊張感が生まれるのかといったレベルで見ることはできなかったが、照明を点けた段階でそれなりの満足感が得られたことは確かだ。

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パティシェ イナムラ ショウゾウ

お昼に説惇さんが見えたときに母が出した茶菓子が上野桜木の「パティシェ イナムラ ショウゾウ」のケーキで、残りを夕食後帰宅してから母+妹+私の3人でアレコレ言いながら食べる。
この「パティシェ イナムラ ショウゾウ」、ケーキ屋の名前としても何だかとても偉そうなのだが、谷中界隈はもちろん都内にあっても超有名店のようで、休日などは交通整理まで出て並ぶ(※) らしい。豊田さんも御用達とまでは行かないまでも客人のお土産にこの店の洋菓子をということはあるようで、我々も一度いただいている。それと実は2001年10月に妻も上京して谷中で土地探しをしていた折に母がこの店有名だからと言って店の前でモンブランを食べてもいるのだ(そのときの印象は全くといっていいほど残ってないのだが)。

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洋食ボボ

040924_1928_bobo.jpgこの日は父が夕食を武蔵野の伯母のところで済ませてくるということで、母+妹+私の3人で外食することになった。
当初、母は「谷中 くいものや もへい」という最近出来たらしい和風料理屋で食べたいと言っていたのだが、夜は値段が高いというのと、偏食の妹が食べられるものが少ないということで、赤札堂の横の細道入って数十メートルのところにある、母+妹はすでに入ったことのあるという「洋食ボボ」に行った。

朝早くから出て来た疲れか、いまいち食欲のない私はカルボナーラを注文。『美味しんぼ』でスパゲティ屋のコックの力量はカルボナーラで測れるという話があった気がしたが、この店はまあまあといったところ。まあ、スパゲティ屋じゃなくて洋食屋なので他のメニューを食べてたら印象もまた違ったでしょう。妹はハンバーグ、母はオムレツを食べておりました。

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開眼式

当初、9/23(木) に予定されていた説惇さんの開眼式(※) だったが、私の上京スケジュールに合わせて翌9/24(土) 午後に日程を工面してくださった。おかげで5年ぶりくらいの再会を果たせた訳だが、80歳を越えてるとは到底思えない元気な様子で、谷中の家までも根津駅から坂道を一人歩いて来られている。通りがうるさいでしょうと言ったら、家は街から近いところにあった方がいい。このくらいのうるささぐらいがちょうどいいんですよと言われていた(笑)

祖父か祖母の命日前後にいつもはいらしていただき、お経をあげてくださるのだが、今回は新しい仏壇の開眼式ということもあって、さすがにいつものお経のあげ方とはちょっと違う。最初に両手を開いて手の平をお仏壇の方に向け、はぁぁぁーっと深い息のようなものを仏壇に向かって送り込む。式後、説惇さんにそれは気のようなものを送っているのですか?と聞いたら、そうすることでその仏壇に魂を導き入れていたのだという。

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2004年09月23日 (木)

雨漏りの染み?

開眼式に説惇さんが見えるということで母が1Fの床拭き掃除をしているときに発見したらしい。一乗寺側最初の上り小階段、上から2段目のところに明らかに水分質のものによると見られる染みがついているという。急ぎ初音すまい研究所および阿部建築に連絡を入れさせ、山本さんには翌日見に来てもらうことにしてもらった。

母によるとその染みはあまり古くから付いていたものには見えないという。そして前々日くらいに台風で雨量の多い雨が降ったので雨漏りというのが一番考えられるんじゃないか?とのこと。
ちなみにその階段部分というのは、一乗寺側通路に水屋箪笥を置いてしまったため、ふだん家人があまりその小階段をのぼらず(ギャラリー側からピアノ椅子を使ってダイレクトに光り側通路までのぼってしまう)、盲点となっていた場所ではある。

by m-louis : 13:27 | comments (0) | trackbacks (0)
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