2008年08月27日 (水)

空を川中から眺める

田総川
2008年8月17日 9:53, 広島県庄原市総領町/田総川, SANYO Xacti J4

家づくり、行ったり来たり「雨を下から眺める」にて、garaikaさんはご自宅のガラス屋根に落ちる雨粒がおりなす波紋を眺めながら、「池の中の魚はこのような風景を見ているのだろうかなどと想像」され、雨の週末を楽しむ方向に持って行かれている。何という大人の優雅さだろう(それが「貧乏性」と結びつけられるところがまた面白い)。

それに引き換え、お盆に妻の実家で自分のしてきたことと言えば、何とも子供じみたというか、Google Map のストビューじみた露見趣味である。川の中で魚が見ているだろう風景を、とあるオモチャを使って撮ってきてしまったのだ。

そのオモチャとは DiCAPac なるコンデジを透明のビニールケースに入れて水中撮影が出来るというもので、価格は4000円弱。うちでは妻が使っている SANYO Xacti J4 がムービーも割とキレイに撮れるので、対応表に掲載されていないにもかかわらず、WP711というレンズ用突出部分のないケースを購入。カメラをケースの上側にぴっちり詰めるようにすれば、何とか使えた。しかし、ちょっとでもズレるとレンズ部分にレンズ用窓枠がかぶってしまう。あの窓枠、もっと大きく設計できないもんなんだろうか?

葦登(ヨシノボリ)
2008年8月17日 9:53, 広島県庄原市総領町/田総川, SANYO Xacti J4

それと J4 はモニタが小さい上に、DiCAPac のビニールケースが水中では角度によってテカってしまって非常に見づらい。てなわけで事実上ほとんどノールックの目測撮影をするしかなかった。そうなると捉えきれる魚は群れなして泳いでいる稚魚か、川底を這っているヨシノボリに限られる。ダボハゼとも言われるヨシノボリは、三鷹での少年時分、井の頭公園で赤虫かベニサシを餌に一番小さな釣り針を使ってよく釣っていた。彼らの愛嬌ある顔と動きは大人になってから懐かしく見飽きることがない。

田総川
2008年8月17日 9:51, 広島県庄原市総領町/田総川, SANYO Xacti J4

他方で群れなす稚魚は割と水面すれすれのところを泳いでいる。そこでこちらは完全にノールックでカメラを上に向けて撮影すると、稚魚以外にも冒頭の写真のような思わぬ光景が撮れるということに気づいた。要するに水中からの空と川の縁の写真である。もちろん川泳ぎをしているときにも目にしているはずの光景ではあるのだが、水の屈折によってか魚眼レンズを覗いているような写真が撮れる。そして、ここで Wikipedia で「魚眼」を調べてしまうと、ストビュー以外にも地味に Google Map に搭載されていた「その他」機能とほとんど変わらないことを演じていることになるのである。

ちなみにムービーで撮るとこんな感じ。


Tabusa River from m-louis on Vimeo.

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by m-louis : 2008.08.27 02:56
comment

m-louisさん

ジジくさい枯れたような私より、はるかに楽しげなことをやっているではないですか。

しかし、田総川というのは透明度が高いですね。
これは水着着て水中に潜って撮るべきです(もしかしてそうした?)

by garaika : 2008.09.01 22:47

garaikaさん
いや〜、今は枯れセンの時代ですし(^^;)、
でありながら、そのポジティヴシンキングぶりには心底畏敬の念を持っております。

田総川、透明度はそれなりに高いような気がします。
ただ、蛍はだいぶ減ってしまったみたいですね。
水着はもう置きっぱなしにしてて、去年の写真ですが、こんな感じで泳いでます。
http://flickr.com/photos/m-louis/1311227668/

by m-louis : 2008.09.02 05:00









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