2008年02月13日 (水)

崇礼門(南大門)

崇禮門(南大門)追悼
2006.11.26 16:48, 韓国ソウル市中区(南大門), Nikon D50/18mm

ソウルの南大門の名で知られる崇礼門(崇禮門)が放火されるとは!(朝鮮日報魚拓
2006年秋に門をくぐってきてるだけに、あれま〜の感は強い。まあ、確かに警備は門番いたっけな〜というくらいに手ぬるい感じではあった。写真右下に SECOM のマークが見えてるが、監視カメラなども「無用の長物」で終わっていたということらしい。ただ、個人的にはこうした事件を機に世間が監視強化を是とする方向に傾き、それに国が便乗するのはあまり好ましいことだとは思わない。形は違うが、姉歯事件により建築基準法が改正されるという対症療法的な法整備を想起してしまう。

朝鮮日報では、すでに「再建に使う木材は?」という記事も書かれ、補修工事の予算は2〜3年掛かりで約23億円と見込まれているようだ。文化財庁は「日本統治時代に改造された崇礼門の左右の城壁も原型通り復元する計画を打ち出している」らしいが、できることなら今回の火災まで含めた歴史的経緯の見える再建計画を立ててもらいたいもんである(国宝指定の問題で右往左往なんぞしてないで、ある意味 Wikipedia 的にね)。

ちなみに2006年時点の門前の説明書きには以下のようにしか記されてなかった。

ソウル崇礼門(スンネムン)この門は、ソウル城郭の正門である。また、城郭の南側にあるため、南大門とも呼ばれている。朝鮮第1代王、太祖7年(1398) に創建され、第4代王、世宗30年(1448) に大々的に改築された。
上下階が、正面5間、側面2間のこの門は、典型的な多包様式の建物で、しっかりとした木造建築物の技術がここに見られる。また、現存する城門としては、韓国最大の規模を誇っている。門に掛かっている扁額の字に関してはいくつかの説があるが、《芝峰類説》には、第3代王、太宗の長男、譲寧大君が書いたと記録されている。

崇禮門(南大門)追悼門をくぐり、天井を見上げると龍の天井画があったんだが、そのことは Wikipedia には触れられていない模様。
flickr に写真をアップしたら、タグ伝いにメディアでは流れていない火災現場の様子なども見ることができる。言ってしまえば、それもまた記念撮影の場と化しているといっても過言ではないのだが、それに対してとやかく言える立場では自分はないようだ。

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by m-louis : 2008.02.13 03:57
comment

南大門・・・・っていうか韓国、行ったことないです。
焼け落ちる映像を見てすごい建物だなと思いました。
見ておきたかった・・・・けどキムチ食べれないので韓国に行く気にはなかなかなれないです。

by ちはる : 2008.02.13 09:05

消火活動が思いっきりライトアップされた中でしたからね。
何とも皮肉な姿だな〜と思いながら見てました。
金浦空港の頃は鶴橋下車したときのように着陸するとキムチの匂いが・・って感じでしたけど、そういえば仁川空港になってキムチ攻勢はだいぶ薄れたような気が・・。

by m-louis : 2008.02.13 12:47









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