午前中実家と電話。こちらからは試し忘れていたキッチンシンク錆対策(※) の件(日付遅れでエントリーしたことで思い出したのだ)。実家の方からはその後の工事の進捗状況について聞く。
2ヶ月ぶりの上京(※) の最後でも書いたが、雨天順延が続いてようやく確定した工事日が昨日だったらしい。といっても、その昨日がまた小雨の降る中で、すでにエントランス全面に敷かれている砕石(※) を一旦トラックにあげて少し土を掘り、そしておそらくその砕石をまた地面に戻してさらに細かく砕く作業をして午前中で引き上げて行ったらしい。職人さんは山本さんを含めて4人。そのうちの1人は道路の見張りをしていたとか。。そして予定では本日コンクリートを流す工事に進む手筈だったのがまたしても小雨で延期することを山本さんが伝えに来られたらしい。他、遅くなっている LAN配線工事と屋上コンセントの修理は電気屋さんの都合がなかなか付かず、もう少し遅れるとのこと。
また、一ヶ月住んでみて: 電気編(※) で設置場所に不満があったというインターフォンについても山本さんの方から相談があり、カウンター上はさすがに意匠的にも、また配線を伸ばさないとならない関係上からも避けたいが、キッチンと洗面室の間の突き当たり正面ではなくキッチン側の壁に付け替えたらどうか?という提案があり、私の方からもOKと言っておいた。確かにその方が音が鳴ったらすぐに出られるというわけではないが、ファックス機越しにならない分、使い勝手もよさそうだ(手前の茶箪笥に対して高さが低すぎるというのも不満の一つだった)。また、正面の壁に絵や花を飾るなどもしやすくなる。そういえばそのために豊田さんはその位置に照明を付けていてくれたのだ。まあ、写真でも撮るとき以外、そう滅多に点けることもないだろうが...(^^;)
キッチンシンクの錆対策については、洗濯用の還元系漂白剤(ハイドロハイターなど)が必要とのことで、ひとまず花王のハイドロハイターを買っておくように言っておいた。台所用ではなく、衣類用の漂白剤を使うというところがポイントだが、果たしてその効果や如何に? 後日、実家からの結果報告を受け次第レポートしたい。
あと、書き忘れていたが、母は裏通りでアトリエを構える日本画家のアラン・ウェストさんご夫妻と谷中芸工展をきっかけに親しくなり始めている様子。それも絵の話を通じてよりも音楽の話を通じてらしい。帰阪前にせっかく谷中にいるのに積極的に動こうとしない母を見て、せめてアランさんのところくらい行ってみなよと言っておいたのである。言っておいてよかった。
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2004年10月11日 (月)
母のメモより
天気:小雨
8:45〜11:40 外構工事開始。山本氏ほか工事人4人。自動車を山本氏に預ける。
砂利と土を掘り出し、一旦
トラックに上げたあと、新たに
砂利を敷き、叩く。
玄関ドアに細かいキズ(表側)がついたように思う。
翌日9:50 山本氏来訪。小雨交じりの為、本日の工事は中止。
2004年10月08日 (金)
母のメモより
9:30 山本氏 Tel アリ。
・紫外線防止フィルム、3FA室+浴室のK山邸側窓にのりづけ
・ガス風呂点検、温度設定要領
(※)、パイプは忘れ物
・矢原氏、ダメ工事直し点検チェック終了
※矢原氏、夕方、豊田さんの大分土産(カボス、ザビエル)持参いただく
総領町よりの米5合、松茸1本を豊田・矢原両氏へ
2004年10月06日 (水)
丸太の染み(※) についての電話があったときに、防水塗膜工事後の雨漏り状況を聞く。ここ数日東京では雨が降り続いていたようだったので気になっていたのだ。というか、状況を確認するのにはちょうどよい雨だと思っていたのだ。
で、結果は現時点までで雨漏りしてる様子は見られないとのこと。これでまあ、ほっと一安心と言いますか、修繕に携わった業者さんたちには御苦労さんと言いたい。
しかし、結局原因が何なのかわからなかった。塗膜が剥げればまた修繕の必要は出てくるのかもしれない。
右の写真は母が撮った最初の雨漏り染みの痕。やはり目立つといえば目立つ。
2004年10月04日 (月)
7月末まで引越前後の後始末で谷中に滞在して以降、約2ヶ月ぶりの上京となったが、今回も終わりの見えない後片付けに追われ、暇という暇はほとんど作ることができなかった。建築関係外で人に会ったのも所用あって出向いた三鷹で3組ばかし。art-Link/谷中芸工展(※) も帰阪日夕方にチャリで急いで近場2軒回っただけだったという。。
しかし、予想通り片づけはまだまだというか、7月末ここは自分の荷物だから触らないでくれとまとめておいたものが方々に散らされ、かえって混乱を招くような仕舞われ方をされていたり、明らかに片付けていくべきものの順番が違う。ふだんそこに住まない息子の荷物よりも優先すべきものなどいくらでもあるだろうに(それもそれらが散らかってるならともかく、一箇所にまとめておいたのだ)それが出来ないというところには何かある種の病理が潜んでいるような気がしてならない。
ともあれ、この話題はさておく。それ以上に不安を募らせることがあったからだ。それは母の衰弱ぶりがより一層際立ってきたことだ。今回の上京中もいつもの例に漏れず、侃々諤々幾度かやり合ってしまったのが、そのうちの1回、口論後の何時間かのちに明らかに母はおかしくなっていた。父に聞くとこれまでにも何度かあったそうなのだが、云わば脳梗塞にでも陥ったかのような症状で、目はうつろ、ときどき意味不明の言葉を発し、こちらが話し掛けても気づきもしない。そのときは10分程度でその容態は納まり、蒲団に寝かせしばらく休ませるといつやら復活してたのだが、本人はそのときのことをまったく覚えていないという。元来、心臓は弱い方だが、今回のケースは家族と家での儘ならぬことだらけの状態から来る精神的圧迫=ストレスが最大要因になってることは紛れもない。そして、そのストレスの素が、何かといえば食い違う私と父であることは明白である。
それともう一つ、工事の遅れがストレスの要因になってるらしいことを本人は何度か口にしていた。実は今回こそ私は完成像が拝めると思い、その工事スケジュール(※) に合わせて出向いて来たのだが、結局、台風やら予想外の事件(雨漏り)やらで、またしてもそれを見ず帰阪の途に付かねばならなかった。
家作り最中は工事の様子は毎日でも見たいと言っていた母と私だが、さすがに住み始めた家の中で続く工事には職人さんとの時間調整や戸締まりのことなど気を遣う面も多く、気苦労の方がまさるのだろう。「完成にこだわることに意味はない」とは ETV特集(※) での石山修武の言葉だが、我が家の場合、母の体調を考えると「完成」の二文字は至急である。
10月半ばに把手(※) を作ってくれた義父のいる総領町に帰省予定なので、今度こそはファサード(エントランス)写真が見せられると思っていたが、それもまたお預け。そしてこの日の実家との電話で延期されこの日に予定されていたエントランス部コンクリート+タイル工事がまたしても雨で雨天順延になったことを知らされた。
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2004年09月30日 (木)
2〜3Fの階段脇本棚に梯子掛けが取り付けられた。これに関してはどのようなものにするという話し合いは特に持たれなかったのだが、基本的には階段手摺りとほとんど同じ。母は引っ張ると若干ぐらつくことをかなり気に掛けているようだが、実際のところ、使うことはなさそうな気がする。というのも、すでに私がその階段掛けの上の本棚には目一杯本を詰め込んでしまったからである。本というか、マンガ。『釣りキチ三平』とか『美味しんぼ』とか『ドラゴンボール』とか数十巻物のを中心に。どうもこの手のロング巻は滅多に読まないだろうが処分する気にはなれない。というわけで、下段書棚の天板に足を架けて梯子ナシで誰の手も届かないところにそういう本類を置き切ってしまったのである。つまりもう梯子は要らない。
しかし、正直言うとやはりこの私でも梯子を必要とするくらいの高さまで(言ってしまえば天井まで)本棚は作ってしまってもらった方がよかったように思う。困ったことにまだまだ全然書棚の量が足りないのである。それに大型画集を除くとほとんどの書棚は本が前後2冊ずつ入った状態になっており、奥に入ってしまった本はほとんど背表紙すら見ることはできない。この状態は収納に階層を持たせることを嫌う私にとって最も好まざる状態であるのだが、全く以て納まり切らないのだからやむを得まい。
前回上京時にも作ったが、今回もやむを得ず余った可動用棚板を使って追加の本棚を作ることにした。道具を人から借りることを極度に嫌う母の目を盗んで初音すまい研究所にドリルを借りに行き、前回と同じ要領で手短にビスをねじ込み組み立てる。ただ、前回は1〜2F階段脇の天板が天井板にくっつき、半ばそれ自体で支え棒の役割を果たすところだったからよかったが、今回は揺れに対してのツッカケとなるものがこれといってないので、一応左右のぐらつき対策も兼ねてベニアの瀬板を買ってきて張った。まあ、そのベニアを買って自転車で持ち帰るときに風に煽られ、一部割れてしまったのではあるが。。
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設備担当の長田さんから指摘のあった(※) 収蔵庫+給湯室扉アンダーカットする工事が、先日の未済工事チェック時に母が訊ねるまで手つかずのままになっていたらしい。
ここがアンダーカットされてないと収蔵庫に空気が回らず、せっかくダイキンのエアカルテットで24時間調湿換気され室内が絵にとってベストの状態になっていても、肝心の収蔵庫にその空気が巡回していないのではしょうもない。というわけで、なるべく早く対応してもらいたかったところではあるのだが、、如何せんもうデッサン系の作品は収納されているだけに。。
その工事が本日ようやく完了した。収蔵庫の右扉がクラッチ閉めたときにときどき空いてしまうんだけど、あれは磁石が弱いのか、それとも接する位置が悪いのか? まあ、閉まらないというわけではないので、良しとするか。。
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前夜の雨はさほどひどくならず、この日は朝から曇り空。工事はやるのかな?と思っていたら、お昼前に東京コートの防水屋さん2人が昨日持ち帰った網戸の取付と乾き具合の確認のためにやってきた。そのときは乾き具合が不充分だったのか気づかぬうちに帰られてしまったのだが、晴れ空の出て来た午後に再び来て本番塗膜工事をしていたようだ。「ようだ」と書くのはいつ頃から来てたのか全然気づかなかったからだ(^^;)
いずれにしても気づいたときにはバルコニーの底面は光沢のある灰色になっていて、まあ、本当にマニキュア塗ったあとのようである。やむを得ない話ではあるが、コンクリートの地肌に較べると如何にも作り物っぽい感じで、何だかちょっと寂しい。でも、たぶんこういう皮質の方が好きな人も多いような気はする。いや、こうじゃないとちゃんとなってないじゃないか!と文句言う人だっていることだろう。言ってしまえば、バルコニーがパッキングされた商品みたいになったようなもので、例えば剥き出しの野菜がカゴに入れられて無造作に売られているのよりもちゃんとパックに入って賞味期限の明記された商品を好む人にはそっちの方が安心なはずだ。
と話が脱線したが、実はこの日は母と私が何かと出入りが多く、夕方、暗くなって彼らが照明を欲しているのに父が大音量で音楽聴いてて彼らの呼び声にまったく気づかないというミステイクがあった。本当はそのとき妹も帰ってきていたようなのだが、妹はそういう工事には無関心というか、仮に呼び声があっても出ない人だし、てなわけで当然、母が帰ってきて彼らに気づき慌てて点灯し、当然その後には父に対する非難囂々が始まる訳だ。ちなみに私が帰宅したのはそんな囂々が納まり掛けたときであり、結局この日は一日、あまり自分の気づかぬうちに事が運んでしまう、そんな一日であった。あ、ただ、昼時に一時帰宅したとき、こちらが疑い掛けてた物干し用金物の留め具位置にも防水工事してるところは確認出来て、ひとまずはほっと一安心である。
尚、今夜は一日バルコニーには立ち入らないように、そして明日は朝から植木を置いても構わないという指導を母が受けて職人さんたちは帰られたらしい。母が帰宅しなかったらどうなってたんだろうか。
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2004年09月29日 (水)
外倉庫内に設置されたガスメーターは、ガス屋さんがメーター確認時に倉庫の扉を開けなくて済むようにと、扉に小窓を付けてそこから覗き込めるように設計してあったのだが、その辺のことが図面だけでは理解してもらえてなかったのか、小窓を覗き込んでもメーターを見るにはちょっと厳しい位置にガスメーターは取り付けられていた。加えて、その設置位置は右の図で見てもわかるように明らかにそれほどひどくない倉庫の収納効率を悪くしており(青点線四角形が最初の位置)、二重の意味で修繕工事は必要とされていたのだ。
というわけで、この日、東京ガスの人が2人、朝8時半頃やってきて11時頃までガスメーターの移設工事に当たった。心配症の母はそんな簡単にメーターの移動なんてできるのかしら?と不安がっていたが、扉を開けないとメーターが見えないんじゃ大変だし、それに我々素人は「ガス」というとおっかなびっくりで移設を大袈裟に捉えがちだが、おそらくこれは建築設備の配線と同じようなもので手順さえ間違えなければそれほど難しいものではないような気がする。まあ、もちろんガスなだけに瞬発的な危険は隣り合わせだが。。
工事が終わって設置位置の確認を求められ、一応ちゃんとメーターも外から見えるようになっていたのでそのまま承諾したが、もし後5cm窓側に寄せてくださいなんて言ったら応じてくれたんだろうか?(^^;) とそんな意地悪はさておき、その後、ガス本体の動作確認ということで2Fキッチン、3Fバスの状態を父+母立ち合いのもとで見てもらう。
このとき、ついでに母が業者から換気扇の使い方やガス栓の閉め方などちゃんと説明を受けていなかったので、改めて解説してもらう。また、父が気にしていたシャワーの水がなかなかお湯にならないことも訊いてみるとそれについてはそういう仕様なのだそうだ。単純にいえば給湯システムから3Fのバスが遠いということ。ただ、それとは別に湯船の排水が遅すぎるようだという指摘を受ける。私は前回の滞在時に2回入り、実家ではこれまで暑かったのでほとんどシャワーで10回も入ってないというから、それだけの利用でそんな排水状態になるわけがないという。またしてもトラブル発生なのか?
それにしても呆れたというか、はぁーっと溜息尽きたくなったのが、父がまだ一度もこの風呂に入ってなかったという事実。父は使い方がわからなかったから入らなかったというのだが、母+妹は父に黙って何度か入浴していたわけで、何なんだろうな〜、この家は、、と思わずにはいられない。伯母が訪ねてきたときにも風呂を一番自慢げに見せていた父が実はまだ一度もその風呂に入っていない、、実家に帰ると悲しくなることばかりだ。
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2004年09月28日 (火)
先月上京できなかったので、2ヶ月ぶりの打合せ。
今回も前回と同じく場所は谷中M類栖で。確か矢原さんが冗談で、初音の事務所よりこちらの方がテーブルが大きいんですよと言われていた気もするが、まあ、工事状況等チェックするにもこちらでやってた方が手っ取り早いというのはある。
打合せ内容は今回も実際に住んでみての問題点報告と未済・補修・追加工事について、そしてメールでも少しずつやりとりの行われていた光庭について。光庭の件と打合せ記録で追加工事検討事項として取り扱われた1F応接室スピーカーアウトレットの件は別稿でエントリーする。
−谷中M類栖2F和室
−14:00〜17:00
−豊田さん、矢原さん、父、母、私
−光庭想定スケッチ3枚、植物関係参考書5冊、打合せ記録
□◇
初音すまい研究所@打合せ記録より(記録者:矢原)
■
問題について
・浴室でシャワーを使っていると、お湯が急に水に変わってしまう事が時々あるとのお話。
・1F廊下-1 水漏れについて
2Fバルコニー全面に塗膜防水を行う事をご了承いただきました。
表面の素材感が異なってしまう事を確認しました。
・バルコニー物干金物のビスがキチンと止まってないようにみえるとのご指摘を受けました。
■未済・補修箇所について
・9/22(水) 再チェック事項をご確認いただきました。
■追加工事のご要望
・1F応接室スピーカーアウトレットのうち、屏風上をメクラプレートとしたいとのご要望(要検討)。
・トイレ-2 内収納下部の扉に換気用の穴を設けたいとのご要望をいただきました。
■庭についてのご要望
<光庭>
・ブロック塀をかくす方法として、板塀を設ける。
・石垣で土留めをして、奥を少し高くする。
・日陰でも育つ植物で考えていく。
<玄関側>
・自転車をとめるスペースを確保する。
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