2004年05月16日 (日)

把手製作手伝い

040515_1719_knob.jpg玄関スチールドアの把手製作に必要な情報もあらかた揃い、製作主の義父は「いつでも始められるじゃけー」と言ってるので、週明け忙しくなる前にと1泊2日の慌ただしいスケジュール(移動時間に最低5時間は見ておかないとならないのだ)で単身総領町に出向く。

前日の到着時刻は16時過ぎ。当初は高速バスで行きたかったのだが、午前中に出る2本がなぜか満席でやむなく列車を使った。到着後一服してから義父の作業小屋でさっそくこちらから用意していった豊田さんに渡されていた図面の10倍(125%×400%×200%)拡大コピーをケヤキ材に当てて、どのあたりで切り落とすかおおよその見当だけ付けてこの日は終わった。

翌当日の本作業は追記にて。

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2004年05月12日 (水)

第25回打合せ: 丸太再検証

第25回打合せ(※) の2段落目以降から話は続く。

で、日暮里で下車して、ひとまず初音すまい研究所へ。前夜の電話で豊田さんが不在の場合は矢原さんと現場へという話だったので、その通り、矢原さんと現場へ向かうことになった。
現場に到着したのは15:30。現場には1Fに3人、2〜3Fにも5、6人は職人さんが入っていて、忙しなく仕事に打ち込まれていた。そんな中で丸太を立てて検証するというのはちょっとお邪魔感もあり、ひとまず工事現場初訪問(工事前の空き地状態のときには一度来ているが)の wtct 氏を屋上まで各階案内。母の到着を待って丸太の検証に入った。
ところが、3本寄せて設置しようとすると天井配管が邪魔になって、どうしても3本目が望むべき位置にそれを配することができない。というわけで、写真のように大変中途半端な設置状態での列柱確認となってしまったわけだが、とりあえずその状態で見る限りは重々しすぎる印象も窮屈な印象も受けないんだよね。ただ、3本目の丸太が一番太いので、この2本の詰まった感じと同じように3本目を見られないような気もする。微妙に難しいところだ。
矢原さんに意見を求めると、少しギャラリーに様々な要素が多すぎることから2本くらいに抑えておいた方がいいのでは?とのこと。ピアノがなければ3本を前間隔で置いてもいいかもしれないがと言われていた。

検証後、再び初音すまい研究所に戻ると豊田さんも戻って来られていて、wtct 氏も交えて急遽ミニ打合せが行われることになった。何だかんだ丸太以外にも話は及んだので、詳しくは第25回打合せ: 追記(※) の工事監理打合せ記録にて。

丸太を詰めることに関しては、豊田さんは模型上でしか見ておられないのだが、割とこれなら条件満たした上で空間も維持できるのではないか?と乗り気な感じ。ところが私は模型で見ると模型の丸太が若干膨張した感じに見えてしまうせいもあるのだが、急に3本手狭に並んだ様が窮屈な感じに見えてしまい、再び迷妄の闇へと落ちて行ってしまった。

打合せ後、母・wtct・私で日暮里のダージリンで菠薐草カレーを食べながら、丸太について話す。その話し合いについては追記にて。

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第25回打合せ

前夜、丸太2本か3本かの家族内討議中、母が3本目の丸太位置によって部屋の奥行き感が損なわれるのなら、3本を詰めて置いてしまったらどうなの?と言い出し、なるほど詰めて置くと丸太の間を人は通りづらくなるがそもそもグランドピアノの設置する向き自体がすでにしてその周囲を通りにくくしてるので、であればそこは通らないという前提のもと、一つの案として考えてみてもいいのではないか?という話になっていった。そこで帰阪前に現場に立ち寄り、丸太を3本寄せて設置した状態を視認させてもらうことにした。

なお、当日は新宿で行われているK氏の写真作品展示を wtct 氏と観に行く予定にしていたので、観賞後、同氏も現場に誘い、また母も後から現場で落ち合うことになった。

で、丸太の検証作業が現場で行われたのだが、その後、初音すまい研究所でミニ打合せが開かれ、丸太以外の件でも幾つか話し合われたので、ここではひとまずその打合せ記録を追記。丸太に関しては別稿にて。

−現場、初音すまい研究所
−15:30〜18:00
−豊田さん、矢原さん、母、私(+ゲスト:wtct)
−ドアホンカタログコピー、打合せ記録

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2004年05月11日 (火)

丸太列柱コメント求ム!

−クリックすると大きな画像で見られます−

取り急ぎこの写真の丸太の列柱に関して、2本と3本どっちがいいと思うかのご意見募集します。2、3日のうちにどちらかの本数に決定しなければなりません。細かい諸条件に関してはコメントレスや追記などで追々書き足して行きますが、とりあえずはパッと見どう感じるかっていう至って直感的な一行メントで構いませんので、聞かせていただけると助かります。
また、こうした列柱をイメージするにあたって参照項となるような建築物をご存知でしたら、それもお知らせいただけると大変助かります。

関連エントリー:
古材搬出
第23回打合せ: 丸太列柱
第25回打合せ: 丸太再検証

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第24回打合せ: 把手

義父作成の把手型紙を豊田さんの方でスチールドアの図面に落とし、その上におおよそこのくらいのスケールまで縮小できないか?(約2/3)という概形図を描き込まれた図面と、把手の取付方法詳細図を受け取る。私が義父にヤマトのメール便で送付した予想図が3/4くらいのサイズだったからそれよりももう一回り小さいものを豊田さんは望まれているといった感じか? しかし、前回渡された図面で私が指摘した丸孔のサイズは一回り小さく修正され、概ね良い感じのコンポジションに収まっていた。
一応、義父には特に取り付け方に関して私からよりも豊田さんから直接説明してもらった方がよいだろうと考え、その場で総領に電話して挨拶がてら直接説明してもらった。ただ、やはり図面なしでの説明は豊田さんでも苦心されたようで、特に取付金具のことを「昔の帽子のような〜」といったご本人でも何のことやら?といった説明になってしまっていたようだ。せめて私が送った図面だけでも届いていれば、説明の手助けになっていたのだが、ヤマトの不手際で私が送った図面が総領に届いたのは発送1週間後だったのである。

そうした説明の厄介な取付方法だが、具体的には右の図のように把手側にП字型の金具を、スチールドア側にはそれこそ「昔の帽子のような〜」と豊田さんが言われた「┐_┌ 」な形の金具を付けて、把手の金具をドア側の金具に上から引っ掛けるようなものだ。ただ、その状態だと上に持ち上げれば盗まれてしまいかねないので、ドアの内側からビスを通して外れないようにする。山本さんも20kg以内くらいであればこの取り付け方で問題ないだろうと言われていた。

いずれにせよ、図面がないと話にならないところもあるので、初音すまい研究所から郵便(それも書留で送ってくれたらしい)で図面を送ってもらうことにした。

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2004年04月27日 (火)

第23回打合せ: 丸太列柱

1Fに設置する三鷹金猊居の古材・丸太を使った列柱の扱い方に関しては、これまでは3本立てるということで想定されてきていたが、先日の見学時に私が何の気なしに3本あると重たいかも?と零したことから、豊田さんも2本という方向で検討され始め、この日にはむしろ2本の方が列柱まわり一帯の空間が広がるから望ましいのでは?という判断になられていた。
さて、この丸太の本数、果たしてどうなることやら?
詳しくは追記にて。

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2004年04月22日 (木)

続・玄関ドアの意匠審議

義父からの把手型紙(※) が届いたところで、遅ればせながら4/9(金) にポストした玄関ドアの意匠審議(※) に寄せられた皆様のコメントに対するレスをこちらで書かせていただきます。
とその前に、豊田さんの方からは4/9(金) の晩にすでにスリットを入れたタイプの模型写真も送ってきてもらえてたので、まずはその画像を以下に。

まあ、とりあえず私が前に模型画像をいじって作ったC案画像(※) と較べてもらえばわかると思いますが、スリットが片袖の中央に寄り、幾分上下の丈が短くなっています。横幅は同じ10cm程度ってところかな。この辺は実制作上でもっとも作りやすい寸法を探していくという話でした。豊田さん自身、このC案タイプの模型を作られてからは、この案も結構良いと思われてるようです。

で、皆さんへのレスは豊田さんの言葉を借りながら返信させてください。
まず前室の明るさについては

 明るさについてはイメージをお伝えするのはなかなか難しいですが、昼間の場合外から玄関ホールへ入る人にはかなり暗く感じられると思います。ですからお客様などには照明は付けてあげた方が良いと思います(一般的には)。
 応接から玄関ホールへ入る人にはさほど暗くないと思います。ただし華燈窓からの光は壁面上方を明るくすると思います。また足元は丸窓がありますので問題は無いと思います(通常滞在時間の短い空間ですから眼が慣れるまでの時間が足りないのが、多少ストレスを与えるかもしれません)。お客さんには華燈窓が見えてくるまで、じっくり味わっていただきたい空間なのですが。

といった具合でやっぱり心配しても良い程度には暗いようです。
ただ、入ってくる人と出て行く人では明るさの受け取られ方は異なり、どちらかというと出て行く側(住人)の方を心配していた私としてはその明るさを求めてB案にする必要まではないのかな?とこの意見から思いました。ちなみに2月のいぬさんはご自宅の玄関と比較されながらB案がよいと言ってくださった訳ですが、前室に7畳近くもスペースがあるとは本当に羨ましい限りです。うちは横幅は2.6mあるものの、奥行きは1mちょっとしかありません。おそらくそこを抜けていく感覚というのは全然異なるんじゃないかな〜と思います。ただ、掃除がしやすいってご意見はさすがは住んでられる人ならではのご意見だなと思いました。

また、開放性に関しては全員の方にいろんな角度からコメントいただきましたが、これに関しても豊田さんから意見をもらっています。

 デザインイメージとしては多少暗めの方が、場所が変わったことを強く感じますので(お寺のお堂に入ったり、教会等もそうですが)異界の場所(ギャラリー)としての積極的演出として照明は出来るだけ使わないという考え方もあります。日常的に靴の履き替えは応接に入ってからですから問題は無いと思います。
 演出の方向性は、明るく誰にでも開いた感じにするか/少し暗めで人を選ぶ(緊張感)を持たせ、訪れた人の滞在時間を延ばすか大きく2つの考え方になります。

まずうちの場合、一つ特殊なのが玄関扉がギャラリー用の入口も兼ねるということです。その意味において豊田さんも考え方自体が二通り出てくることを書かれてますが、ここで私の個人的な好みを言うならば暗い方が好きです。それは wtct さんが書かれた「三鷹の家」のイメージ(透きガラスの格子引き戸だった)とは反転するように思われるかもしれませんが、私の中ではその暗さは一致しています。というのも、三鷹金猊居の玄関は東向きで車寄せの軒下部分が広かったせいで、開放的なガラス扉になっていたにもかかわらず、玄関前室は非常に暗かったんですね。もちろんその暗さを靴を奥から出すときなどに不便だと思ったりしたこともなかったわけではないけど、自己習慣としてはその暗い場所をいったん抜けて外出するという行為に苦痛は覚えなかったし、むしろ「異界に出る」という行為の線引きをその暗さが演出してくれていたと大袈裟に見れば考えられるかもしれません。
そうしたある種の象徴的場所を作るという意味では豊田さんも書かれているように「暗さ」がその演出に一役買ってくれるのは間違いないと思います。ただ、昼でも電気を点けなければならないほどの暗さだとちょっとつらいんですね。そうしたところから折衷案としてやはりスリットで光も採り入れたC案が優勢なのかな?って感じです。ちなみにスリットに関して豊田さんは

スリットが入るとかなり違ってきます。天気が良ければ昼間の補助照明は必要ないくらいだと思います。(インテリア重視の場合は、スリットがない方が明解な空間にはなります)・・・色々矛盾したこと書いてすみません。考えると楽しい悩みなのですが、考えの方向性を決めなければなりませんね。

と言われていて、やはりスリットによる採光効果は侮れないようですね。ただ、折衷とは言ったものの、これを読むとスリットによって象徴性自体が幾分損なわれてしまうのでは?という懸念材料もないわけではありません。
その辺、妻なんかはあくまで取っ手そのものの象徴性第一でスリットなしでもいいんじゃ?のA案派です。ysh さんはさらには丸小窓もいらないのでは?と言われてますが、これに関してはまあ、個人的好みの問題と言ってしまえばそれまでですが、前投稿でも書いていたように我々の間では不思議と取っ手と小窓が合うねといったところで話は落ち着いています。

謎の匿名さんの<入り「易さ」では、B>と言われながらも<入り「たい」のは A>というのは、ひょっとすると豊田さんが以下で書かれてるような最近のどこでも明るすぎる風潮に対する反動もあるんじゃないでしょうか?

最近はどこも明るい空間ばかりですね。良い例えではありませんが、古いおうちの窓の小さいお便所だとかお寺のお堂といったところでしょうか。(私は結構暗いお便所好きです。かっこよく言えば陰影礼賛派ですか。)

もちろんどこも彼処も暗いというのでは、不便するばかりか精神的にも身体的にも滅入ってきそうですが、私が全体的に暗く洞窟みたいな自邸を作った白井晟一の建築を好むのも、まず<建築家の建築作品を見る>という行為自体がある種の象徴性を追究する視点になっている(そもそも建築関連本に出てくる写真そのものが象徴的な場ばかり写しますしね)ところによるのかもしれません。実際に彼の自邸で生活したら、暗いの好きだなんて言ってられなくなるのかもしれない(笑)

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2004年04月21日 (水)

把手の原寸型紙

総領の義父から玄関ドア把手のおおよその寸法を写した型紙が到着。しかし、これが思ってた以上に大きかった(^^;)

縦MAX90cm×横MAX57.5cm×厚み6.5cm

豊田さんからは当初こちらから差し出したものよりももう少し小さめでお願いします!なんて言われていたので、さて、これを実際に見てもらったらどんな反応になることやら?(実家も含め)
ちなみに私は案外、このくらい大きくてもそれはそれでアリかな?と思ってます。というか、その方がインパクト強そう。「あそこの把手の家」なんて言われたりして(笑)

とりあえずこちらの家の引き戸に型紙を貼り付けてみました。本当は玄関扉に貼り付けて写した方がよかったんだろうけど、扉全体を写せるほどのスペースがないものでして。。

by m-louis : 19:13 | comments (0) | trackbacks (0)

2004年04月15日 (木)

スプルースと栂

spruce.jpg
スプルース
tsuga.jpg
初音すまい研究所からスプルースと栂のサンプル材着。
昨日の打合せ(※) の席上で発覚したらしいのだが、豊田さんはサッシ等の枠・付額縁には木地仕上げのところにはスプルース材(※1)を、ペンキ塗装するところには栂材(※2)をというように想定していたのが、すべて栂材を使うということで見積もられてしまっていたとのこと。 スプルース材の方が若干単価が高いので、ここで材変更すると総見積額がウン万という単位で変わってくるがどうしようか?ということで確認の電話もあった。 話を聞いてる段階で、では和室のある2階をスプルース材、3階は見積もりのまま栂材でどうか?と考え始めていたが、豊田さんも同じように考えていたご様子。スプルース材の方が栂よりは軟らかく、微妙な細工がしやすいんだとか。。

ただ、電話後にサンプル材を見ながら妻と話していたら、何で日本間の部屋に外国の材木を使うっぴ? 私はこの2つだったら栂の方が好きだっぴ(`Θ´)といういたって即物的なレベルでの見解を示され、そりゃそうだ、自分はこのサンプル自体が枠・付額縁として使用された状態というのを全然考えてなかったってことに気づかされた。で、オラ的にはまあ、木目がすっきりしてるという意味では障子なんかに使うとしたらスプルースかな〜。そういえば、母は電話でスプルースがピンクすぎやしないか?と言ってたな(^^;)

各材については先日買った(※) CONFORT の『素材・建材ハンドブック』が役立ちそうなので追記にて。

by m-louis : 14:24 | comments (0) | trackbacks (0)

2004年04月09日 (金)

玄関ドアの意匠審議


A案(↑クリック拡大!)

B案(↑クリック拡大!)

C案(↑クリック拡大!)

玄関ドアの取っ手のイメージ(※)が概ね固まったということで、再度豊田さんに模型で玄関スチールドアのイメージを何パターンか提示してもらいました。
一応、家族内での見解はまとまってますが、実際のところエントランスイメージが大事なのって案外お客さんだったりして、そういう意味ではパッと見の印象で直感的にどれに入りたい感じか、ちょっと余所様の意見を求めてみたい気もします。
もしここを通り掛かった人で、私ならコレ!ってのがあったら是非是非コメントください。

一応、1Fではギャラリーとピアノ教室を予定していますが、玄関入ってすぐのところに前室があるのでどの案も特にそこから中の様子を覗き込めるという状態ではありません。
もちろん家族内での審議は諸々の文脈を踏まえ固まって行ってる訳ですが、そうしたところは度外視した上の話として、気軽に書き込んでいただけたら幸いです。

家族内での意見交換は追記にて。

by m-louis : 19:00 | comments (6) | trackbacks (0)
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