2004年12月31日 (金)
アクセス解析・検索ワード
aki's STOCKTAKING の「今年のブログの記録」を真似て、谷中M類栖でもアクセス解析の状況をすこし纏めてみることにした。
アクセス解析の結果というのは一般にはそのサイトに関わる人たちしか見ない、云わば表には見えない身体の内部データみたいなもの(例えば血糖値がいくらであるとか)だが、隣人の血糖値がまったく気にならないとは言い切れないように余所のサイトのアクセス状況というのも知る機会があれば思わず覗きたくなってしまう邪な心が私の中に100%ないとは言い切れない。
そんな訳で施主にとって建築家ブログのアクセス解析結果というのも当然興味深いが、ときに建築家にとって施主ブログの結果というのも興味の対象となり得ることもあるかと思い、こうしたエントリーを考えた訳だが、実は私はここまでの前言をひっくり返すような話になるが、そんなには自分のブログのアクセス解析結果をこまめにはチェックしていない。たぶんその心理は1年間だけ働いたサラリーマン時代以降、健康診断を一回もしていないというのにちょっと似ているのかもしれない。要は性格的に自分自身に対してはずぼらなのである。
2004年12月21日 (火)
MIZO 1981/2005
ギャラリー宙(※) の企画展「MIZO 1981/2005 ─溝口泰信作品展─」が始まった。
2005年3月14日(月) までと長期開催なので、福島近郊の方、また福島に行かれる予定の方は是非ともこの機会に。私も1、2月は仕事で忙しくなりそうだが、その後は今のところ予定がないので3月に青春18きっぷでも使って今度こそ行ってみたいと思う。
それからギャラリー宙のサイトを構築されてる MIZO氏のご友人=影の管理人氏(こう書くとまるで「影」にならないけど)が息子への手紙という形式で MIZO氏の作品論を展開されている。手紙ながらなかなか興味深い論考である。
2004年12月18日 (土)
設計料について
Off Space で「建築士事務所の役割と設計料」というエントリーがあったのに乗じて、少し「設計料」について書いておきたい(いや、前々から書かなくてはと思っていたことなのだ)。
まずうちの場合、前任建築家のときも初音すまい研究所のときも設計料は工事費の何%という形での請求を受けた。このパターンは Off Space のエントリーを取り上げるまでもなく、建築業界の常識となっている形のようである。が、正直言うと私は本当はこれに「待った」を掛けたかった。もちろん私本人も Web の仕事をするときにギャラの話になると決まって困ることになるのだが、それは建築家もおそらく同じことで、つまりは妥当な見積もりを算出する目安が欲しい訳だ。これが工務店なら建材が幾らで人夫代が幾らでと算盤を弾きやすいが、設計料というのはそういう目に見える算出の材料を持たない。そこで工事費の何%という話が出て来るのだと思う。