2004年12月18日 (土)

設計料について

Off Space で「建築士事務所の役割と設計料」というエントリーがあったのに乗じて、少し「設計料」について書いておきたい(いや、前々から書かなくてはと思っていたことなのだ)。

まずうちの場合、前任建築家のときも初音すまい研究所のときも設計料は工事費の何%という形での請求を受けた。このパターンは Off Space のエントリーを取り上げるまでもなく、建築業界の常識となっている形のようである。が、正直言うと私は本当はこれに「待った」を掛けたかった。もちろん私本人も Web の仕事をするときにギャラの話になると決まって困ることになるのだが、それは建築家もおそらく同じことで、つまりは妥当な見積もりを算出する目安が欲しい訳だ。これが工務店なら建材が幾らで人夫代が幾らでと算盤を弾きやすいが、設計料というのはそういう目に見える算出の材料を持たない。そこで工事費の何%という話が出て来るのだと思う。

by m-louis : 05:26 | comments (5) | trackbacks (1)
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