うちは妻が広島出身、私は東京の出身で、なぜか大阪に住んでいる。で、特にどちらの親とも同居はしていないので、基本的に作るのは妻ではあるものの、何となく住んでる場所同様、お互いの中間地点にあるようなお雑煮になっている。毎年恒例2日から妻の実家に帰省することになっていて、そこではもっと具だくさんで濃厚な雑煮が出る。他方、私の東京の実家は蕎麦つゆの濃さで有名な東京だけれども、至って薄口好み。
具はにんじん、ほうれん草、大根、ネギと至って凡庸なものばかりだが、それに松茸が入るところが他とちょっと違うところか?──ちなみにこの松茸は広島の妻の実家の近くの山で採れる。今年は私も山に入ったので、もしかすると自分で採ってきた松茸かもしれない。これを見たら何と贅沢な!と思われるかも知れないが、どうも松茸狩りに連れて行ってもらうようになってからというもの、国産松茸のありがたみをそれほど感じなくなってしまった。毎年1本だけ冷凍しておいて、それを正月に食べる。また、毎年恒例で2日から妻の実家に帰省すれば、お雑煮だけでなく、すき焼きやら焼肉やらと昔なら考えられなかった局面で松茸を食べる。それが正月というものになった。
ちなみに妻の実家では上記の具に蛤が加わり、うちの実家では鶏肉とかまぼこあたりが追加される程度で、むしろ違うのはだしの味付けといったところか? あと、餅は妻の実家の方で付いた丸餅を使う。これも慣れると市販の餅がまずくて食えなくなる。
ところで、わがやのお雑煮大会のための写真を撮ろうとするものの、肝心の餅が底の方に沈んでしまって、結局箸で掘り出したヤラセ雑煮のようになってしまった。この企画に参加された他のブロガーもふだん敷かないランチョンマットを敷いてみたりとか、いつもより少し気取った雑煮になっているのだろうか? まあ、いざ食べ始めたら伸びる餅にこんな表情やこんな表情になってしまうわけだけど(笑)
それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。
【写真】2006.01.01, 13:53, 大阪自宅にて
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以下ご近所ブログの「わがやのお雑煮大会」。アップした時間で見るのも面白い。
(ちなみにうちの日時は撮影時刻に偽装したものですが‥‥)
・N的画譚: わがやのお雑煮(2007.01.01 11:59)
・藍blog: わがやのお雑煮(2007.01.01 09:32)
・aki's STOCKTAKING: わがやのお雑煮(2007.01.01 15:00)
・MyPlace: わがやのお雑煮(2007.01.01 20:20)
・Kai-Wai 散策: わがやのお雑煮(2007.01.01 21:06)
・環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発: 『わがやのお雑煮大会』参加エントリー(2007.01.02)
・MyPlace: わがやのお雑煮:三日目に(2007.01.03 12:20)
・MyPlace: 石川県加賀のシンプル雑煮(2007.01.05 20:50)
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