ドリアン求めて野田のジャスコに行くときは、いつも最短距離の国道2号線をチャリで突っ走るのだが、この日は何となくJR東西線福島駅のあたりから路地に入って寄り道気分。すると間もなく出てきたのが、この淀川マシン産業株式会社の建物だった。
写真を見てもわかるようにかなりアヴァンギャルド(無茶)な形状をしている。 特に正面2階の斜めに反り立った部分は床面の骨組みが半分露出していて、ブルーシートが被さられているだけなのだ。会社名でググると一応電話帳登録ページなども出てくるが、現在も健在なのかはよくわからなかった。
flickr に6枚写真をアップしたら、Off Space の J16さんから「もしかして、削り取ったのかな?」というコメントがあって、言われてみればそうとも受け取れなくもない。ますます大胆な建物である。他にも J16さんからは面白いツッコミをいただいているので、他の写真も是非チェックしてみてほしい。
ちなみに我が実家は前任建築家たちとの計画中に一時期、父が書いた間取り図面をベースとした「斜め反り立ち」案というものに話が向かい掛けていたことがあった。今回紹介した建物ほど大胆ではないが、それが実現してたらどんなだったか、多少興味を残すところでもある(模型は私が拾ったカラースチレン駆使して冗談で作ったもの)。
【写真】2006.07.03 17:36, 大阪市福島区鷺洲3丁目