チラシ・ポスター等のデザインも博物館側が決めたデザイン会社に委託し、フォントのことなど多少口は出したが、基本的にはお任せという形になった。なので、おそらく私がデザインしていたら絶対起こらなかっただろうことが一つ起きている。それは祖父の屏風をご存知の方ならすでにお気づきかもしれないが、屏風の折れ目が消えているのである。当初ゲラ刷確認のときには私はその屏風の折れ目位置についてばかり注文を加えていたのだが、最終確認段階でそれが消えてしまって、注文の必要がなくなってしまった。まあ、祖父の画は必ずしも屏風の折れ目というフレームを意識した構成になっているわけではないので、それほど重要ではないのかもしれないが、この辺が自主企画ではない展覧会なんだな〜という実感を強くしていた。
ただ、結果的には目が馴れてしまったというところもあるけれど、担当の学芸員さんが考えられた「いまあざやかに」という副題のひらがな赤字ともマッチして、その言葉との相乗サブリミナル効果を持ちそうなものに仕上がったなと大変満足している。
展覧会の詳しい情報等は丸井金猊公式サイトの方でご覧いただきたいが、ときどきこちらのブログでもちょっと余談的なエントリーというのはまたするかもしれない。



[左] B2ポスター/チラシ [右] チラシ裏面
【会 期】2008(平成20)年4月26日(土)〜6月1日(日)
【時 間】午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】4月28日(月)・30日(火)、5月7日(水)・12日(月)・19日(月)・26日(月)
【会 場】一宮市博物館 〒491-0922 愛知県一宮市大和町妙興寺2390(Google Map)
【最寄り駅】名古屋より名鉄名古屋本線岐阜行きにて妙興寺駅下車南口より徒歩7分
東海道本線・尾張一宮駅からタクシーで行く方法もあります
【お問い合わせ先】0586-46-3215(一宮市博物館)
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