June 17, 2005

諏訪の油屋旅館と辰野の蛍

6/17(金)、18(土) と長野の諏訪に行ってきた。
主な目的は母方祖父母&大叔父の墓参りと私名義の土地の処遇について。土地の件は宅地山林が少し離れたところにあるので、それぞれ別個にエントリーしていきたい。
このエントリーでは到着当日の旅の余話を二つばかり。翌日にももう一つ余話はあるんだけど、そっちは建築絡みのとっておきの話なんで土地関連話のあとに単独エントリーさせるつもり(あさみ編集長さんはたぶんその内容が想像できるはず)。

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で、一つ目の余話は諏訪と云えばの温泉&旅館談義。
これまで法事絡みで諏訪に行くときの宿泊地はたいてい親任せか妹任せでホテルに泊まることが多かったのだが、今回は私と母の二人だけなので私がネットで探すことになった。それで選んでみたのが諏訪では老舗の油屋旅館
各種料理の付いたコースプランで申し込むとそれなりのお値段になってしまうのだが、素泊まりだと4200円〜。2名一室利用の場合で一人4725円。これだとその辺のビジネスホテルよりも安い。その上、展望露天風呂「天空の湯」までが付いてくる。

そんなわけで迷わず利用してみたのだが、これが想像してた以上によかった。
部屋はトイレ・バス付きの十畳和室だった。老舗だけに古いといえば古いが、ロビーで休憩してれば茶菓子が出てくるし、中庭は綺麗に手入れされてるし、何と言っても従業員の持てなしの気持ちがこちらに伝わってくる。それで5000円以下というのはかなりのお買い得だろう。そして「天空の湯」。午後5時と朝7時の明るいときにしか入らなかったので夜景は見られなかったが、諏訪湖と北アルプスが一望できて非常に気持ちよかった。縁の部分に落下防止用のアクリル板が入っているのだが、それがなければもう一つ気持ちよかったろう。自己責任ってワケにはいかないものか?(^^;)

夜はこの時期限定のオプションツアーとなっている「数千匹のゲンジ蛍が乱舞!辰野の蛍鑑賞プラン」に行ってみた。サイトのプラン案内に寄れば

数千匹のゲンジ蛍が乱舞!辰野の蛍鑑賞プラン◇昔心閣油屋旅館より車30分。辰野町松尾峡では、6月中下旬、ゲンジボタルの幻想的な光を楽しむことができます。この期間に、数万匹発生するという名所なので、気候条件が合えば、夜8時頃から数千匹の蛍が乱舞する光景も見られます。特に6月11日〜20日の間は、蛍の数が多く、「松尾峡・辰野ほたる童謡公園(6月10〜19日は入場有料)」への入園券+往復のバスがセットになった期間限定オプションツアーはお勧めです。

とのことで、この日は湿度も高く、数千匹の蛍乱舞への期待が高まったが、まだ少し日にちが早かったようで、そこそこ飛び回ってはいたが、数千匹が乱舞というほどの光景には出会えなかった。っていうか、蛍よりも人出の方が多い感じだった(汗)

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なお、上記写真は左側2枚が私が三脚も持ってないのにデジカメの夜景モードで無理矢理露出時間を長くして撮影したもの。右側の1枚は油屋旅館のプラン紹介に出ていた写真をコピらせてもらったものである。それらを見較べれば乱舞との差は一目瞭然だろうが、この右側の画像が冗談や合成ではないだろうことを私はここに記しておきたい。というのも、かつて私がインドを放浪していたとき、この右端写真に匹敵するくらいの蛍の群れを実際にこの目で見ているのである。

以上、余話を掛け合わせて「天空の湯」から蛍鑑賞が出来たらほとんど極楽浄土の心境だろうが、それをローコストで実現している「山小屋」もあったりするのである。


by m-louis : June 17, 2005 02:03 PM
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comments

m-louisさん、TBどうもです。
ほたるの乱舞、実は私も子供のころ(小学生の低学年ごろか)、見ています。
それも、家の近くの田んぼでです。この写真にはやや満たないかもしれませんが、それはそれはたくさん飛んでいました。私の原風景のひとつです。
そのころはあまりに多く飛んでいるので、ほたるをたくさんつかまえてどのくらい明るくなるか試してみよう、などということも一回やりました。ほたるを見ることは贅沢でもなんでもなかった時代でした。
その後、農薬、化学肥料を使うようになったせいか、だんだんと減り、田んぼそのものもなくなってしまいました。
環境というものはいとも簡単に崩れてしまうものですね。
山小屋の環境は守ります。

by: garaika : June 21, 2005 10:26 PM

>garaikaさん
TBはまあ、羨ましいぞTBってヤツです(笑)
ところで辰野の蛍は完全に観光化されてるようで、おそらくカワニナをたくさん放して増殖させてる半養殖状態の蛍なのでしょう。
ちなみに妻の実家(広島の奥地)の前の川も昔は蛍が群れになって飛んでいたそうなんですが、今はたま〜に飛んでるのを見られるといった程度です。守るって難しいですね。
http://www.m-louis.jpn.org/tent/09.html#ktk

by: m-louis : June 22, 2005 10:44 PM
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