May 24, 2004

把手到着


全体像

手掛け部分

木目の面白い所

裏面

5/22(土) に完成したと連絡のあった総領の義父製作・玄関スチールドア用の把手が朝9時に届いた。当初は妻と共に総領まで取りに行くという話だったのだが、明日から再び建築打合せで上京なのと、現場でもそろそろスチールドアの製作に入るということで、ならば早い方がよかろうと急遽手配してもらうこととなった。ひとまず大阪まで託送してもらい、大阪からは私が直接手で持って行くことにした。東京までダイレクトで配送してもらわなかったのは、ドアに取り付けられてしまう前の状態を妻にも見せたかったというのもあるが、それより何より自分が一刻も早く、そして一日じっくり時間を掛けて見たかった(触りたかった)のだ。

義父には急遽発送をお願いしたので梱包の時間はなかったはずだが、それでも形通り段ボール紙で覆われしっかり紐掛けされていた。そもそもケヤキが頑丈だし、大丈夫じゃろーと保険はかけなかったらしい。10kg ぎりぎり未満だったおかげで送料は1050円。
さっそく開封。中も新聞紙とプチプチで隙間が埋められていてそれらを解くとまずは把手の裏面が姿を現した。なかなか良い感じの色合いに仕上がっている。というか、表面にひっくり返すと昨日からの半徹夜状態で朦朧とした頭の靄が一気に吹き飛んだ。
その色艶もさることながら、把手の掴みが想像を遙かに超えるくらい美しく、そしてこれほど手に馴染むものもそうはあるまいというくらいの絶妙の持ち加減で出来ていた。しばらく妻と二人で「スゲー」とか「素晴らしい」とか先日2000本安打を打ったあとのイチローの「嬉しい」のコメントじゃないが、ただただ凡庸に感嘆の形容詞を繰り返していた。妻にとっては殊更この把手の存在は大きなものだろう。どうしても私の家の側の色合いが強く出てしまう谷中の家に唯一とも云える総領の空気、それが家の顔であり、また家族皆が毎日一回は触れるであろう把手という場所に吹き込まれたのだ。私がそのことを妻に伝えると「うん、それもそうだけど、ここがギャラリーになったときに来てくれたお客さんもみんな触ってくれるんだよね、すごい、すばらしい」となんだか私が思い巡らしていた以上のことを考えていたようだ。

ここはつべこべ言わずに把手の画像をなるべく大きくアップするのが一番かと思いますが、しかし、この掴み部分の触り心地だけは実際に触って確かめてもらう以外にありません。是非是非ギャラリーオープン後のみなさんのご訪問をお待ちしております。なんか、あの把手の感触が忘れられないからっていうリピーターが現れちゃったりして?(笑)

そうそうその後、感動を伝えた義父もかなり満足な出来のようで「この色が本物のケヤキの色じゃけー、まずはその色を楽しむがよかろう。ただ、1年くらいすると色は変わってくるじゃろーから、その頃にまた上から色を付けてやるとええじゃろー。もし合わんようじゃったら、お父さんの卓袱台にでもすりゃーエエ」とふだんの無口からは考えられないくらい口が軽かった。

明日の上京に備え、コーナンにキャリーカート(980円)を買いに行く。


by m-louis : May 24, 2004 09:00 AM
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May 30, 2004 08:48 PM
把手が来たよ♪
excerpt: 総領パパリンの作ってくれた谷中M類栖の玄関扉に付く把手が届きました。詳しくは谷中M類栖「把手到着」まで。 くわる丸ハウスでは一番大喜びしたのは言うまでもなく掴むの大好き Nova太 です。 さっそく把手の手掛け部分を独り占めしてました。明日にはもう東京にくわ...
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