1Fの屏風をメインに照射する照明器具:ウォールウォッシャー(※) が取り付けられた。工事は谷中銀座にある近藤電気の電気屋さん親子がやっていた。
2004年05月27日 (木)
この日は基礎設計段階から幾度か相談に乗ってもらってる某工業大学建築科博士課程の友人・M夫くんが同行。三鷹に住んでいるので三鷹駅で待ち合わせ、日暮里から初音すまい研究所に立ち寄り、矢原さんと一緒に現場に出掛けた。
当初の予定ではこの日、丸太が建つという話だったのだが、木工事棟梁のぎっくり腰の影響か、丸太を建てる前に済ませておきたいと云っていた下足箱の施工もまだ手掛けられていない様子。とりあえずこの日に出来ることはなさそうだなという感触で、1F留意点(下足箱扉の開くスペースが取れてるか?とか)を確認して、上階を案内してまわった。
この日は豊田さんが別件打合せを12:30頃までされてるということで、しばし空いた時間をカヤバ珈琲で過ごし、M夫くんは研究室そのまま大学に(打合せにも顔出せたら面白かったろうけど)、我々は12:30を少しまわったところで初音すまい研究所へと向かった。現場の様子は別稿で。打合せ内容は追記の打合せ記録にて。
−現場、カヤバ珈琲、初音すまい研究所
−11:00〜14:30
−豊田さん、矢原さん、母、私(+ゲスト:M夫くん)
−照明関係資料、タイル&石サンプル、打合せ記録
=三鷹金猊居襖の引手
□◇
初音すまい研究所@監理報告より(記録者:矢原)
■
建具
【錠】
※プライバシー事項につき筆記回避
【居間 - 地袋】
引手金物を古色仕上げのものにしたいとのご要望をいただきました。
形状は設計者に一任させていただく事を確認しました。
【居間 - 襖引手】
古材を使いたいとのご要望をいただき、その引手金物を2コ(1組)をお預かりしました。
建具屋さんに確認した上で、可能ならば取り付ける事とします。
■屋上手摺
計画ではパラペット内側に回っている手摺を笠木と一体のものに変更する事をご了承いただきました(アルミ製・シャイングレー)。
■照明器具
屏風用ウォールウォッシャー蛍光灯は 松下 FSA42731 のまま、調光機なしとする事を確認しました。
ピアノ上ダウンライトは空調機能との関係から天井直付スポットライトに変更する事をご了承いただきました。
■建具
【レバーハンドル】
洋室-2(Y), -3(A):ユニオン UL459002S(ユニットブラウン色)
玄関ホール(WD-1, -2)ユニオン AUL 920-033(スコッチ色)
階段・廊下-1(WD-3)ユニオン AUL920-024(マホガニー色)
【障 子】
居間、書斎:ヨコのみ、150mmピッチとします。
s-2(居間・ダイニング):ホームワーロンにしたいとのご要望をいただきました。
その他の障子は普通の障子紙とする事を確認しました(ワーロンと紙の価格差を問い合わせ)。
【カーテンレール】
洋室-1(M) に取り付けるカーテンレールはダブルではなく、シングルを2本(1本を窓枠内、1本を壁から片持式)に分けたいとのご要望をいただきました。
その他の洋室-2(Y), -3(A) のものはダブルの片持式とする事を確認しました。
洋室-2(Y), -3(A) のベランダに面さない窓はそれぞれレールなし。房掛(TOSO C-20・シルバー)程度のもの。
■仕上
応接室・玄関ホール・アプローチの床材はもう少し検討することにしました。(ペンディング LN-0198等)
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2004年05月25日 (火)
仕事の都合で打合せ当日、直接大阪から出向く。
義父製作把手(約10kg)をキャリーカートで転がし、背中には PowerBook15'。
一度谷中墓地内交番脇のトイレに入るため、すべての荷を下ろしたら悟空やクリリンが修行中に亀の甲羅を外したときのように体が身軽になった気がした。
到着後、さっそく開封。
把手を取り出すと予想通り感嘆の声があがり、外にあるのが勿体ないとか、芸大の学生に盗まれないか心配といった風に、やはり把手としてこれ以上贅沢なモノはもうないだろうくらいの反応だった。
主な打合せ内容については追記の打合せ記録にて。現場見学は別稿にて。
−初音すまい研究所、現場、珍珍亭
−14:00〜21:30〜23:00
−山本さん、豊田さん、矢原さん、母、私
−タイル&石サンプル、ハンドルレバー&照明関係資料、打合せ記録
=ケヤキ把手
□◇
初音すまい研究所@打合せ記録(記録者:矢原)より
■
工程について
3F木工事終わり、ボード張り待ち。
2Fの木工事を中心に工事を進めている状態。
外装:板金屋さんと打合せ中とのこと。
5/26(水):SD枠取付予定
5/27(木):1F古材丸太建て(下足入れ前の手摺下地は、LGS に結んだ杉板張用の横胴縁を利用)
5/28(金)〜:左官屋作業入り
6/7(月):システムキッチン取付予定
6月末日まで工事予定
6月末〜7月初頭に設計者・区役所・施主検査を行う予定
検査後に直し工事を行う可能性あり
別途工事については引き渡し後(引越中〜引越後)と考える
■建具
【SD-1】
シリンダー錠のうち、1つを上方にずらします(把手にぎり位置よりも上:下がFL+1m、上が 115cm)。
内側の把手は金属製のものとします。
【WD-1〜3】
ガラス窓、アクリル棒埋込案をご了承いただきました。
【障子】
桟のピッチを約150mmピッチとする案をご検討していただく事としました。
【襖紙】
"山水(ルノン株式会社)" No.169 でご検討していただく事としました。
【畳縁】
"浮(テイジン・テトロンの大宮縁)" No.13
■照明
【応接室】
ピアノ上のダウンライトは天井埋込型空調機械との関係で変更する必要が生じました。
薄型白熱灯ダウンライトに変更する方針です。
ただし、それでも上手く行かない場合は露出型スポットライトとする事をご了承いただきました。
【屏風照明】
屏風用ウォールウォッシャ照明について基本的には調光機をつけない事を確認しました。
ただし、現在選択している器具を一旦付けた後、調光機の改造可能かどうか、メーカー確認をした上で最終判断をする事とします。
【ダイニング】
松下製 LB82515 ブラケット照明を採用する事をご了承いただきました。
ペンダントライト(引掛シーリング)は本工事から外し、引き渡し後にお施主様自身で買い求めていただき、取り付ける事をご了承いただきました。
■仕上
【応接室】
床材として人造石(400角)を提案させていただきました。
【玄関前室】
目地を深くできる石材(100角)を床材として提案させていただきました。
価格について、阿部建築さんに調べてもらい、減額要素となるようなら検討したいところです。
■WD 金物について
【WD-3】
※プライバシーに関わる事項のため、筆記回避
【WD-6】
グレモン錠を中止し、シリンダー錠とフランス落しで施錠する事をご了承いただきました。
【WD-11】
上、下段の扉を一体にし、下段の扉を独立とする事をご了承いただきました。
【WD-20】
平面図と建具表で幅が違っているので、平面図の方を優先した事をご了承いただきました。
【S-4】
桑引手をほかの障子のものと合わせて、白木引手に変更する事をご了承いただきました。
【各把手】
レバーハンドルについては、明日ユニオンのショールームにて施主自身で実物を確認した上で決定する事としました。
■テレビ
ケーブルテレビにしたいとのご要望をいただきました。
ブースターは2Fダイニング一ヶ所に設置とのご要望をいただきました。
■変更項目
これまでの変更項目について、一覧表にまとめました。内容についてご確認下さい。
■追加要望
廊下-1 ピアノ側の縁に沿ってスクリーンを吊す為の下地が必要とのご要望をいただきました(ヒートン取付)。
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2004年05月18日 (火)
数日前から検討の重ねられてきた1Fギャラリーの屏風を展示する壁面用の照明が大方固まった。
壁面全体を照射できるという利点によりある時点からウォールウォッシャ(※1)という照明器具に美博用蛍光灯を取り付けるという方向に的を絞って検討は続けられてきたのだが、破損係数・色温度・照度分布・調光機能・イニシャルコスト・ランニングコストといったレベルの話をこちらの都合よく満たしてくれる商品というのはなかなかないもので。。
ただ、このウォールウォッシャという考え方自体が初音すまい研究所でヤマギワの担当者と話し合ってる中で出て来たものだったせいか、そこでは松下電工製を使うという考えが抜けていて、私がそれを指摘してから話は急速に収斂して行ったのである。
要はヤマギワのが高くて(¥47,250-)松下電工は安かった(¥37,000-)のだ。
ま、相談に乗ってくれたヤマギワの担当者さんにはヒントだけもらった感じになってしまって、申し訳なかったけど。。
で、調光機能を付けるためにはどちらにせよ改造費が必要になってくるのだが、屏風側壁面に関しては万一明るすぎたときに照度を落とすのに有効というだけで、日々調節するようなことはないだろうということで付けないことにした。加えて後日矢原さんから照度分布を見ると当初の予定の3灯を付けなくても2灯で充分という話で、であればなおさら明るすぎることを心配する必要もなくなり、予算的にも最小限で抑えることができた。
−松下電工「ウォールウォッシャ」シリーズ
−FHF32形×2 FSA42731(高出力型 PH9 ¥37,000-)
□◇
※1)ウォールウォッシャ
とりあえず Google 検索してみると、北九州市立美術館、仙台メディアテーク、武蔵野市民ギャラリーといったあたりがウォールウォッシャーを積極利用していることがわかった。
ちなみに北九州市立美術館は調光機能もしっかり付いてる模様。
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2004年05月15日 (土)
数日前に綾野製作所の商品(※) を販売する三芳家具という通販サイトで価格を問い合わせていたのだが、その返事が返ってきた。
ここならハンズで買うよりも安い! ってゆーか、これなら許せる価格やん! というわけで、あとは補償のことなど細かく問い合わせてみて問題なければここで決定ということでよさそうだ。
−綾野製作所 イプサ
−IP-140FS+IP-W60G+IP-W80D
2004年05月12日 (水)
前夜、丸太2本か3本かの家族内討議中、母が3本目の丸太位置によって部屋の奥行き感が損なわれるのなら、3本を詰めて置いてしまったらどうなの?と言い出し、なるほど詰めて置くと丸太の間を人は通りづらくなるがそもそもグランドピアノの設置する向き自体がすでにしてその周囲を通りにくくしてるので、であればそこは通らないという前提のもと、一つの案として考えてみてもいいのではないか?という話になっていった。そこで帰阪前に現場に立ち寄り、丸太を3本寄せて設置した状態を視認させてもらうことにした。
なお、当日は新宿で行われているK氏の写真作品展示を wtct 氏と観に行く予定にしていたので、観賞後、同氏も現場に誘い、また母も後から現場で落ち合うことになった。
で、丸太の検証作業が現場で行われたのだが、その後、初音すまい研究所でミニ打合せが開かれ、丸太以外の件でも幾つか話し合われたので、ここではひとまずその打合せ記録を追記。丸太に関しては別稿にて。
−現場、初音すまい研究所
−15:30〜18:00
−豊田さん、矢原さん、母、私(+ゲスト:wtct)
−ドアホンカタログコピー、打合せ記録
□◇
初音すまい研究所@工事監理打合せ記録より
■
応接室:照明について
昨日の打合せではピアノ上のダウンライトを中止し、ライティングレールに変更したが、やはりダウンライトが欲しいとのご要望をいただきました。
ライティングレールを残したまま、ダウンライトを2灯追加する事にします(位置はピアノ鍵盤の上)。
丸太列柱3本のうち、中央を除いた2本に家具用コンセントを埋め込んでおき、工事後、スポットライトを取り付けられるようにしたい。
スイッチはコンセント2ヶ所に対して1台とし、調光機を設けるという要望をいただきました。
■建具について
応接室と階段室の間の戸幅(現状665mm)では、家具が入らないかもしれないとのご心配を伺いました。
通らないものは最悪2Fの窓から吊り込む事とし、応接室と階段室の間の戸幅は現状のまま工事を進めさせていただく事をご了承いただきました。
3F廊下-3 と洗面脱衣所の間の戸位置は、洗面脱衣所に置く家具を想定した上で、現状のまま工事を進めさせていただく事をご了承いただきました。
■仕上げについて
応接室東側壁面は、塗らないで仕上げる事をご了承いただきました。
応接室丸太列柱は、本日中に決定する事をご確認いただきました。
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2004年05月09日 (日)
5/11(火) に予定されている打合せのためにこの日、上京。
都内着ついでに母と待ち合わせて新宿の東急ハンズと丸井 in the room をまわった。
東急ハンズではすでにカタログで確認済みの綾野製作所のイプサ/ipsa というキッチンキャビネット・ユニットシステムを見る。
北側窓下に作られる現場造作カウンターと高さを揃えたいので早めに決めて欲しい(※) ということで、先月あたりから母がチェックし(※)、まあ、とにかくもうコレ!といった感じで気に入ってしまっている一品である。
とりあえずカタログ紹介ページのコピーをそのまま引用すると
★耐久性、耐摩耗性に優れた人工大理石(大型レンジも置ける奥行き52cmカウンター)
★熱、キズに強いメラミン化粧版の背板
★閉める時のショックを緩和するサイレント引出し(ドイツ Hettich 社製のレールによる全開式(※1))
★デザインポイントの支柱は鋼材を使用(視線を遮る側板のないゆったりした開放感がいい(※2))
★アルミ枠に明るいミストホワイトガラスを使用
ということで性能的には申し分ないのだが、正直なところ、ハンズで割安で買っても約21万ってのが個人的には高いなと思う。とはいえ、まあ、たぶんコレになってしまうのでしょう(笑)
なお、色はチェリーブラウンとパールホワイトがあるが、キッチンは居住スペースでは一番暗いところに位置するので、パールホワイトが無難なのではないか?と(それは豊田さんも同意見で)母もその場では「うん、パールホワイトでいいんじゃない?」と言ってはいたのだが、どうも本当に気に入っていたのはハンズで見本のあったチェリーブラウンのような気もした。
□◇
※1)サイレントレール
サイレントレールとの最初の出会いはもう2年くらい前に訪問した大阪のクリナップのショールームであった。このときはまだクリナップが初めて導入したばかりの頃で、勢いよく引き出しを閉めても閉まる直前のところで緩やかに閉まるそのレールの性能にはいたく感動したものだった。その後の1年2年で他キッチンメーカーでもサイレントレール仕様のシステムキッチンを出すようになり、もはや物珍しいものでもなくなってしまったが、それでもサイレントレール仕様であるだけで幾分割高なのは否めない。まあ、キッチンキャビネットまでサイレントである必要があるのかという気もするが、それも先の理由によりもはやここで言っていてもしょーがない気がする(笑)
※2)側板代わりに支柱
豊田さんからの注文で、できれば側板のないキッチンキャビネットを選んでほしいと言われており、ところがそうなると選択肢が限りなく狭まり、自ずとこの商品を選ぶしかなかったということもあった。実家の方でかなり家具屋をまわったようだが、ハンズで見つけた以外では村内家具店にもう一つあっただけだったそうな。いずれにしても豊田さんはこのキッチンキャビネットのカウンターと造作カウンターの高さを揃え、それが連続するように見せたいらしい。まあ、確かにその方が開放感があってすっきりするのは確かであろう。何せ我が家で最も暗く閉塞感の強い場所がこのキッチンなのだからして。。
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2004年04月21日 (水)
日立からあまり水を使わずに洗濯可能な第3世代洗濯乾燥機「ビートウォッシュ」が発表された。高い洗浄力と節水を同時に実現。世界初「節水ビート洗浄」とのこと。6月15日発売予定。
さて、将来的にはドラム式を想定していた我が家はどうなるのでしょう?
HITACHI: ニュースリリース: 2004年4月21日 より
新しい発想から開発された羽根「ビートウィング」で、衣類を上下に振動させながら高濃度洗剤液をシャワーのように衣類にふりかけ、繰り返しポンプで循環させる世界で初めての洗い方「節水ビート洗浄」により短時間で高い洗浄力と節水No.1を実現しました。衣類を上下に振動させる洗い方から生れる、押し洗い・たたき洗い・もみ洗いの3つの効果で、高い洗浄力ながらも布傷み・布からみを抑えて洗います。
また、「薄形高効率熱交換ユニット」を開発し、除湿効率をアップすることで洗濯から乾燥まで業界最速約140分(4.5kg)を実現しました。さらに「ビートウィング」で衣類を舞い上げることで、シワを抑えてふんわりと仕上げます。
洗濯槽の容積を80Lに拡大し、業界最大の乾燥容量7kgを実現しています。洗濯槽を扁平にし深さを浅くするとともに操作パネルを本体のフタ上面に移動しました。これにより投入口高さを低く抑え、投入口面積を広げたので、衣類の出し入れが楽にでき腰や膝にかかる負担を軽減しました。外観も高品位な仕上げを採用しています。
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2004年04月16日 (金)
第21回打合せで課題となった2Fのキッチンキャビネット
(※) を、実家の方でいろいろ見て回っておいてもらったのだが、母が東急ハンズで気に入ったの(綾野製作所『イプサ/ipsa』)を見つけたようで、こちらでもネットで検索かけてその製作会社に問い合わせのメールを出しておいた。
で、本日、綾野製作所からカタログ(といってもカラーコピー数枚でしたが)が届く。が、カタログ見ただけじゃ、いまいちよくわからないので(母はいろいろと優れた機能を電話で話していたが)詳しくは実際に商品を目にしたときにでも。
また、商品の仕様等に関しては本社サイトよりも三芳家具という販売店サイトのページの方がわかりやすい。
2004年03月06日 (土)
INAX ユニットバスの新商品サーモフロア絡みの納期については現在問い合わせ中。
各階トイレの最終確認。
1、3Fが INAX アメージュの手洗なしと手洗あり。
2Fが INAX サティス。
色は1、2Fがピュアホワイト、3Fがオフホワイト。2F、3Fには木製の手摺を取付。