2004年09月28日 (火)

第31回打合せ: スピーカー

取付具当初の計画では1Fギャラリーの展示壁面上部両角に ALR JORDAN、ピアノ室側の梁高が低くなる手前の上部両角に BOSE と父所有のスピーカーを取り付ける予定で、配線もそうした具合で回してもらっていた。ところが父が取り付けようとしていたスピーカー、および父が買ってきた取付器具を見て、母がそのようなものは付けたくないと言い出してしまったのである。

そこで一応、打合せ時にスピーカーを1F応接室に持って行き、豊田さんとも相談してみることにした。ここでまず、私も豊田さんもそのスピーカーを見て悪い反応を示さない。というよりもシンプルでなかなか良い形ですねとか言い出しちゃったりして、母の眉間にはますますシワが寄るばかり。いや、別にここで母を貶そうとしているわけではない。単にそのスピーカーが心配するほど厳ついものでもなく、まあ、もちろんギャラリー壁面側上部にそれが取り付けられれば何もない状態よりはもちろん窮屈感あるだろうが、たぶん目は馴れるだろうといった範疇のものだ。実際のところ、豊田さんもそういう顔をしておられる。

AIR JORDANしかし、母にはどうにもそれが気にくわないようで、先日屏風を開いたときにはピンと伸ばした状態になってないのに、ここまで来ていたからスピーカーと被るはずだとか、そんな物騒な取付金具を、しかも不器用な父が取り付けてスピーカー諸共落下して絵や床のタイルを傷つけたらどうするんだ?とか、とにかく難癖付けて何とかその取付を阻止したいようだ。取付に関しては豊田さんがその父が買ってきた商品を見てこれなら心配ありませんよ!とお墨付きをもらってしまったのだが(^^;)

BOSEしかし、こうなってしまった場合のいつもの倣いでこの件はやはり保留というか、取り止めということになりそうだ。結果から言えば展示壁面側は何も付けず、ピアノ室側の方にだけ展示壁面側の方に想定していたスピーカーを付ける。展示壁面側にはスピーカーのコードが延びてしまっているが、それは白く塗装して壁面に這わせておくしかないだろう。父も取り敢えず取付具は一組しか買ってきてなかったので無駄が出ずに済んだが、おそらく配線済みの工事費はそれなりの経費が掛かっていたはずだ(何せアンプからその部屋で一番遠くにあるのだから)。単純に言ってしまえば、打合せ時にもっと綿密にチェックしておくべきことだったのだが、母はそんなこと話した覚えがないというのだからやむを得まい。ま、このやむを得ないことによって生じる無駄がうちにはありすぎるという問題も残るのだが。。

それから母がここにスピーカーを取り付けるのを嫌う理由には別の根深い背景があることも見逃せない。それは父と母の結婚当初にまで戻らなければならないのだが、それについては機を見て別のエントリーで触れたい(こうした家族問題にどこまでこのブログで踏み込むべきか迷っているところなのである)。それとこれまで書いてきたことをまるっきりひっくり返すようだが、母は秋葉原の電気街で見掛けたらしき、BOZE の最新式の上から取り付けるタイプの洒落たスピーカーなら取り付けてもいいっていう以上に取り付けたいみたいなのだ。こうした論旨の矛盾が簡単に生じてしまうところに先のやむを得なさは容易に現れてくる。

by m-louis : 2004.09.28 16:50
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