2003年12月02日 (火)

地鎮祭

地鎮祭

地鎮祭(※1) の日取りは六曜との関係から考えると大安か友引の日が一般的とされているらしい。だが、うちでは私の上京日程や工期のことなどあって 12/2(火) の先勝の日に行われることになった。地鎮祭を行う上で先勝は可もなく不可もなくといったところらしいが、そもそも私個人は知らなければ知らないまま六曜をやり過ごせる人間。豊田さんもどちらかというとそういう人なのだが、しかし、この計画は私一人でやれるものではなく、多くの人が関わり、その中にはそれを気にする人もいることだろう。そういう意味では地鎮祭以上に上棟式において日取りのことは気を遣った方がよいように思われる。地鎮祭は家族と工務店・建築家だけだが、上棟式にはいろんな職種の職人さんも見えるのだ。

地鎮祭豊田さんとは10:30 に初音すまい研究所前で集合、そして阿部さんたちとは11:00に現地集合ということで、敷地に着いたときには阿部さん、山本さんがすでに準備を整えられていた。うちの場合、神主なしの略式で行うことにしたので、基本的にすべて阿部建築にお任せのほとんど手ぶら参加。最近は阿部さんのところでもそういうケースがかなり増えているらしい。豊田さんは冗談交じりに阿部さんが神主さんのコスプレしてくれますよ!と言われていたが、さすがにそれはなかった(笑)

敷地中央奥に約2m四方の砂が敷かれ、四隅に笹竹を立て高さ2mくらいのところが注連縄(しめなわ)で結ばれている。真ん中に簡易テーブルが祭壇として設えられ、御神酒、米、塩が飾られている。まあ、どこの地鎮祭でも見る光景。ただ、地面、竹、注連縄によって結ばれた2m角の立方体に小宇宙を見てしまう自分がいる。どうも気質的に正方形や立方体という形状に妄想が働きやすい質なのだ。それは祖父・金猊にもそういうところがあったらしい。そういえばこの日、私は祖父のマフラーをしてこの場に臨んでいた。

地鎮祭儀式は阿部さんがお米と塩、山本さんがその後ろで御神酒を手にまずは敷地の四隅+1(うちの場合、角が5箇所ある)と中央に蒔く。その後、なぜか一同揃って記念撮影。で、鍬入れは阿部さんから「一応、エイッって掛け声あげて掘ることになってるんだけど、恥ずかしいから言わなくてもいいですよ」といった手解きを受け、施主筆頭の私、母、父、妹、豊田さん、山本さんの順に行われた(平日であったため、私の妻は参加出来なかった)。以上、30分弱でおしまい。片付けは山本さんがされる(ただし、この日は祭壇テーブルのみで笹竹・注連縄は数日このままだったようだ)ということで、我々は軽食を取ったあとに初音すまい研究所で打合せ。そして夕方から上野桜木にある阿部さん馴染みの花村という懐石料理のお店で一同阿部さんの御馳走になった。趣味人、阿部さん行きつけの店だけあって、料理も店内も非常に洒落ている。今後、客人をもてなすときには使えそうな店だ。それにしても山本さん、妹と同じく刺身関係が駄目らしく、ちょっと料理が勿体なかったかな。まして妹と向かい合わせに座ってたし(^^;)

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※1)地鎮祭
All About Japan: 住宅・インテリア チャネルの「地鎮祭レポート!! 地鎮祭にはどんな意味があるのか」に準備するもの、その意味、手順などが写真付きで詳しく書かれている。

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by m-louis : 2003.12.02 11:00
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2008年02月09日 00:47
地鎮祭の風景
excerpt: 2003.12.02 11:30, 東京都台東区谷中(谷中M類栖敷地), MINOLTA DiMAGE G400 2月2日、所用により近鉄電車を利用して...
weblog: 谷中M類栖
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